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高校2年生の夏休み。何が悲しくて電車に揺られているんだろう
パパ｢ごめんな、急に海外なんだ｣
『なら、私も連れて行ってよ！迷惑はかけないから』
ママ｢夏休み明けまでに帰国できるか分からないのよ｣
パパ｢いいじゃないか木本おじさんの家は北海道にあるんだぞ！｣
ママ｢そーよ！空気が綺麗でとってもいい所だわ｣
『そんなこと言われたって…』
パパ｢なるべく早く帰国できるようにするよ｣
ママ｢いい子で待っていてちょうだい｣
両親にそう言われたら嫌だなんてわがままを言えるはずもなく私は飛行機と電車に揺られて
おじさんの家がある所までやってきた
おじ｢お、Aちゃんか？｣
おば｢まぁ大きくなったわねぇ覚えてる？｣
『あまり…ですが父から話は聞いていますご迷惑をおかけしますが夏休みの間よろしくお願いします』
おば｢こちらこそよろしくね｣
おじ｢ほら荷物を貸しなさい重いだろう｣
おじさんの車は物が沢山置いてあって狭かったが何とか乗ることが出来た
おば｢綺麗でしょ、ここの景色塩が満ち干きするのよ｣
『とても綺麗です』
おじ｢お化けが出るところも沢山あるぞー！｣
おば｢アンタったら！Aちゃんこの人はこうゆう話が好きなのよ気にしないでね｣
『あ、はい』
おじさんの家は結構高いところにあって眺めが良さそうだった
おば｢どうぞ、遠慮なく入ってちょうだい｣
『お邪魔します。』
おば｢娘の前の部屋が空いてるから案内するわね｣
『はい』
その部屋は２階の一番奥にあって扉を開くとバルコニーがついていた
『素敵なお部屋ですね』
おば｢この部屋がいいってきかなくてね…笑都会に出ていっても部屋を片ずけるのは勿体ないからそのままなんだよ。好きに使ってくれて構わないからね｣
『ありがとうございます』
おば｢シーツどこにやったかねぇ、とってくるからちょっと待っててね｣
『はい』
木製の家で白いレースの天蓋がついてるベッドにベッドの横にも窓があって光が差し込んでいた
バルコニーに出てみると古い白い御屋敷が見えた
おば｢あの御屋敷が気になるかい？｣
『はい、とても』
おば｢今は人は住んでないんだけどねぇだいぶ前に外国人の家族が住んでいたらしいんだよ｣
おばさんがシーツをひきながら教えてくれた
おじ｢あそこは出るぞぉー笑｣
おば｢アンタ、いつの間に！｣
おじ｢この部屋に風鈴でも飾ってあげようかと思って探してたんだよ｣
『ありがとうございます』
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作者名：からあげさん | 作成日時：2020年4月4日 1時
