１７，総統閣下という権力者 ページ19
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グルッペン・フューラー
第二王子がその名を呟いた瞬間、
私が黒いオーラもその他のオーラも払っているからか、より一層、その紫は大きく炎のように王子を纏った。
崇拝、狂信
そう表現しても劣らない程に鮮やかなオーラは私のレースの意味をないに等しくする。
一国の王子が、母親の祖国の
紫色のオーラ……本来は神を崇める神父や信者が持つ色であるはずの色を、こんなに濃く…？
普段は感情を押し殺すように、小さなオーラしか出さない王子がなぜこんなにも…
第二王子と
国事的な関わりは愚か、第二王子は生まれてから今まで国外へ出た事がないはずよ……
２人が関わるどころか……血以外の接点なんて……
「アヴァロナ嬢……？」
『……シオン王子
ご挨拶に伺いましょう』
あまりに長い時間放心してしまった。
私はこの疑問を解決する為、王子に再び挨拶を促した。
頷いた王子は、気のせいか普段よりも背筋を伸ばして引き締まった顔立ちを見せている。
何が
普段からその姿を持ってくれさえすれば……私はこんなにも迷わなくて済んでいるというのに…………
一歩、また一歩と総統閣下に歩み寄っていると、こちらに気づいたのか、体の向きを変えて私たちをじっと見つめる。
品定めをされている、そんな気分の中私達は彼の前でゆっくりと腰を折った。
「…我々国、総統閣下
ヴァラリス王国第二王子、シオン・エテルネルがご挨拶申し上げます」
『同じくヴァラリス王国愛し子、A・アヴァロナがご挨拶申し上げます』
「…ほう………」
頭上から聞こえる低く唸るような…それでいて重みのある声に身を強張らせる。
比べるものではないが、この威圧感はヴァラリスの国王様には出せないだろうと考えてしまう。
先程まで和気藹々としていた他の人々も、私たちに興味があるのかそっと息を潜めて聞き耳を立てている。
静まる会場では、大国であるヴァラリス王国の王族である王子と、夜会の主催者である我々国の総統閣下とのやり取りの行末が見守られていた。
「頭を上げてくれ
我々は対等……なぁ、そうだろう？」
少しして、口を開いたのは総統閣下であった
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ルティ(プロフ) - 1さん» 時間がある時に更新していくので、是非最後までお付き合いください♪(*´꒳`*) (9月1日 18時) (
レス) @page28 id: 2e4d945607 (このIDを非表示/違反報告)
1 - 凄く面白いです。この後の展開がとても気になる。賢い女の子サイコー！ (8月28日 20時) (レス) @page28 id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
ルティ(プロフ) - 推しが尊い国民☆さん» そう言って頂けてとても嬉しいです♪ありがとうございます！！頑張って更新するので、是非続きもお楽しみに！d(^_^o) (2023年5月1日 12時) (レス) id: 2e4d945607 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い国民☆(プロフ) - ひやぁぁぁぁ!!!!!めちゃくちゃ大好きです!!!!!なんとなく誰が誰が予想？がつくというか…表現がとても分かりやすくて、内容がスラスラと入ってきます!!!!!とても面白いです!!!!! (2023年4月20日 22時) (レス) @page15 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルティ | 作成日時：2023年2月18日 14時
