略奪させていただきます

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'今日、うち来ん？'


いきなりののんちゃんのお誘い









「ねえ、なんかあった？」



望「なーんも」









部屋に入ったなり抱き締められて離してくれない









望「A？」



「…ん、」









名前を呼ばれ振り返ると
すぐに塞がれる唇



流星と違う味、絡み方









「……っ、」









いつもと違う長くて深いキスについていく


やっと離れた唇は少し互いの唾液で濡れている









望「…A、キス上手くなった」




「え？」




望「キスの仕方、前と違わへん？」









のんちゃんは複雑そうに微笑んで私をみつめる


流星のキスに慣れたから？
自分でも気付かない変化に焦りを感じる









「そうかな？」









私は、どっちが好きなのかな


心はのんちゃんで身体は流星
器用に分けれるほど私は大人じゃない









望「…A、していい？」









腑に落ちないのを無理に隠そうとするように









「うん…」









ベットに沈む身体は妙な熱をもって互いを求め合う









流星に気持ちが傾いているのも事実


でも


のんちゃんのこと、裏切れないよ＿

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