lluvia

雨 ページ23

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気付けば私は

雨の中、公園のベンチに座っていた


ホソクの家の近くの公園だった





また知らない内に移動したのか






気分がこれほどまで良いのは

やっと降った雨のおかげだった




これで私は干からびないね。









ここにいる意味はないので


家に向かって歩く





いつもみたいに

頭がふわふわすることも

激痛が走ることもなくて

楽しくなって鼻歌を歌うと

足取りが軽くなる





割と遠かった家にも思ったより早く着いて

ドアを開けると




「あ、」







玄関で私を待っていたのは


ずっと会いたかった

大好きな人。






思わず勢い良く抱きつくと

少しよろけながらも

その人は私をしっかりと受け止めてくれて、

優しく頭を撫でてくれた




落ち着く香りに包まれて気がつく



私が求めていたのは

この人とこの香りだった



晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、

君を探して求めて出歩いたよ



君に会いたくて

君の香りに包まれたくて


しにそうだった








君に会った後、数日は普通の人になれるけど


あんまり君に会えなくなっちゃうと

おかしくなっちゃうみたい








そう、


例えるなら


君はわたしの



"麻薬"なの









きみに依存しすぎて



頭がこわれちゃいそう









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