雨 ページ22
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Aと別れて3ヶ月が経った
いまだにAを忘れられない俺は
馬鹿なのだろうか
大好きだったAからの
別れようという通知を見た時
倒れてしまうかと思うくらい
衝撃的で、ショックだった
Aがいない生活は
物足りなくて、
どこか寂しくてつまらない
「はぁ、」
大きな溜息をつけば
ガチャっ
乱暴にドアを開ける音が聞こえた
「、どうした！！」
雨に濡れて酷く震えるジョングクが
入ってきた途端倒れ込んだ
俺が近づけばジョングクは俺をみて
大きな声で怒鳴った
「ヒョン！！！！」
あまりの威圧に動けなくなると
ジョングクは急に小さくなって震えながら言った
「ちが、ちがう
た、たすけてヒョンこわい
助けて助けて」
「………ジョングク？」
異常な程に震えながら
助けを乞う姿は
まるで銃を向けられた少年のようだった
風呂に入らせ、無理やり寝かせると
次の日、ジョングクは
そのことを何も覚えていなかった
それほどショックな事だったようだ。
何があったのかはもう聞き出せないのだが、
コンビニに行かせたのを酷く後悔した。
その日からジョングクは
雨が降っていると
異常な姿を見せるようになった
1人で立てないほどに震えて
布団の中に篭り
ただひたすら
「…助けて」
と、言い続けるのだ。
しかし、その事は本人は忘れてしまう。
雨がやめば
何事もなかったかのように
「ヒョン、寝過ぎた」
そう言って笑うのだから
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F.LN.(プロフ) - かれんさん» コメントありがとうございます！作者の趣味全開のお話ですが、上手くそれが表現できたか心配だったのでそう言ってもらえるととても心強いです！！これからも是非よろしくお願いします！ (2020年6月14日 20時) (
レス) id: f0ebf9a423 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 素晴らしすぎるお話でした！こんなお話待ってました！ありがとうございます！ (2020年6月14日 18時) (レス) id: dcea1dee4c (このIDを非表示/違反報告)
F.LN.(プロフ) - A yaさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるととても嬉しいです！これからも是非よろしくお願いします！ (2020年4月5日 10時) (レス) id: f0ebf9a423 (このIDを非表示/違反報告)
A ya(プロフ) - 先が読めなくて不思議なお話ですね…どんな展開が待っているのか楽しみです。更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2020年4月4日 23時) (レス) id: 9fd208efbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：F.LN. | 作成日時：2020年3月31日 17時
