lluvia

晴れ ページ18

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「ヒョン、

ホソギヒョン」



「っあ、ごめん

どうした？ジョングク」





Aと別れてから

ヒョンはボーッとすることが多くなった



きっと、あの状態のAを

放置するような形になったのが

どうしても気にかかるのだろう


それに、付き合いが長かった分

別れの衝撃が大きいに違いない



「…きっとAは大丈夫ですよ」



「そうだよな…」



それに、

俺はホソギヒョンに言っていないことがある




あの日のAの行動

そして、1人にして欲しいという懇願。



なぜなら、

Aがホソギヒョンを

嫌いになった訳ではなく


"迷惑をかけるし、1人になりたいから"


という理由だけで別れようとしていると知れば、


ホソギヒョンは意地でも

Aと離れようとしないと思ったから。




別にホソギヒョンとAが

離れることを願っているわけではない。


迷惑だと思ったことも一度だってない。


寧ろ2人の会話を聞くのも

そこに入るのもすごく好きだった。






ただ、

あの時Aが、

初めて見る悲痛な顔で

目を潤ませて懇願していたのを見たら


これが本当にAの為になる行動なんだと

そう思ったからそうしたのだ。









それが、

間違いではないということを信じて。









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