晴れ ページ12
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「…私ね、
おかしくなっちゃったの」
微笑みながら静かにそういうと
グクは大きな瞳をさらに大きく見開いた
「…どうして、」
「さっきも、
無意識だったよ」
「…え？」
「無意識だったの
窓に足をかけたのは」
「、どういう…こと」
「ベッドに座って
飛行機を見つめてたはずだったのに
グクの声が聞こえたと思ったら
あんなことになってた」
困惑するグクを横目に
掛け布団に描かれた青い花を見つめた
「グク、
もう私のために
今みたいに仕事の時間を割いてまで
来なくていいんだよ」
「…っなんで、」
「私に構わなくていいの
きっと私はこのままどうかなっちゃうから 笑」
「A…っ」
「こんなこと続けてたら
グクも…それからホソクも
きっともたないでしょ？
だから、もういいの」
「A、」
「ホソクにも言っておいてほしい」
「おい、」
「もう、
1人になりたいの」
自分でも無意識のうちに
懇願するような声になっていた
「死なないから
1人にして…？お願い」
今まで時間を割かせておいて
無礼極まりない願望だとは分かっているけれど
心からの願いだった
本当にこんな私に毎回付き合っていたら
きっと2人がおかしくなってしまう
「……いつでも、電話して」
「っ、ありがとう
…ごめんなさい」
こんなにも優しい人を
巻き込むなんて
嫌だから。
その日の夜、
ホソクに別れたいという主旨の連絡と
会社に明後日から出勤しますと連絡をした後
携帯の電源を落として
眠りに落ちた
濡れた頬には気付かないふりをして。
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F.LN.(プロフ) - かれんさん» コメントありがとうございます！作者の趣味全開のお話ですが、上手くそれが表現できたか心配だったのでそう言ってもらえるととても心強いです！！これからも是非よろしくお願いします！ (2020年6月14日 20時) (
レス) id: f0ebf9a423 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 素晴らしすぎるお話でした！こんなお話待ってました！ありがとうございます！ (2020年6月14日 18時) (レス) id: dcea1dee4c (このIDを非表示/違反報告)
F.LN.(プロフ) - A yaさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるととても嬉しいです！これからも是非よろしくお願いします！ (2020年4月5日 10時) (レス) id: f0ebf9a423 (このIDを非表示/違反報告)
A ya(プロフ) - 先が読めなくて不思議なお話ですね…どんな展開が待っているのか楽しみです。更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2020年4月4日 23時) (レス) id: 9fd208efbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：F.LN. | 作成日時：2020年3月31日 17時
