4.あいつと私 ページ5
『はあ…大丈夫じゃないよね…』
あれからノートはなんとか読めたから出久も気にせず私に解説してくれた
話し終わり私達はそこで家も分かれ道になるためそれぞれ再び帰路についた
出久は大丈夫って笑ってたけど私にはそうは見えなかった
『はあ…』
もう一度ため息を着き歩きだす
ドン
『わっすみません』
うつむいて歩いていたから前方を歩いていた人にぶつかった
慌てて謝り前を見る
そこには出久の元気がない元凶であるあいつがたっていた
『…勝己』
「ちっなんだよAか
気を付けろよ」
すぐに私から目を離し前を歩き出す
それを後ろから追いかけ声をかける
『待ってよ！ねえどうして出久をいじめるの？』
あいつは止まらない
『出久の何がそんなに気にくわないの？』
あいつは止まらない
『無個性だから？』
あいつは止まらない
『勝己雄英なんだってね』
あいつは止まらない
『私も雄英受けることにしたよ』
あいつは止まらない
『出久もなんだよ！』
あいつは歩くのを止め私の方に向き怒鳴る
「俺の前でデクの話をすんじゃねぇ‼」
『なんでよ！』
「お前には関係ねぇことだろ！」
『関係なくない！だって…』
だってなんだろう
幼いころから勝己が出久をいじめる度私は勝己に怒っていた
私が悔しそうに耐える出久の代わりに怒ってあげなきゃって
元気くれた出久が元気がない時は私が助けようってるから？
違う多分それは建前だ
「はあ…なんでお前はいつもデクばっかり」
『…勝己私はね個性は誰かを助けるためにあるんだと思ってる
だから勝己みたいに強い個性を持っていながら出久をいじめる君の行動が理解できない』
「俺はそうやって自分の常識を他人に対してもそうだと言うお前こそ理解できねえよ
お前の価値観を押し付けんな」
『……』
黙ってしまった私を勝己は置いて
「じゃあな」そうひと言いい帰っていった
『押し付けるか…
わかってるんだけどなあ…』
何とも言えない気持ちがごちゃ混ぜになって傾き始めた太陽が私の影をのばした
―――――――――
勝己side
黙ってしまったAを置いて歩き出す
昔からそうだ
あいつは俺がデクをいじめる度にデクを守るように俺に立ち向かってきた
初対面の時は最悪だった
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冬季(プロフ) - はらさん» 外しました！教えてくださりありがとうございます！助かりました (2018年4月23日 19時) (
レス) id: 7f5b58fd29 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー編集画面のキーワード設定の下をよーく読んでフラグ外して下さい (2018年4月23日 19時) (レス) id: b67bdd910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬季 | 作成日時：2018年4月23日 18時
