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「そうだよ〜！おれ、桃太郎と鬼ヶ島行ったの！それでね！桃太郎は今桃源郷で働いてるよ〜！」
シロは楽しそうにAの周りを駆け回る。
そんなシロを目で追いかけていたAは目が回ったように少しだけフラっとしながら「そうなんですね。お会いするのが楽しみです。」と笑った。
その後Aは桃源郷にも挨拶へ行くと閻魔殿を後にした。
Aがいなくなった閻魔殿では、もちろん話題は巫女の話である。
「スゲー！なんか俺、緊張しちゃったな！」
「唐瓜美人に弱いからな〜、おれは別に緊張しなかったよ」
「お前はなんにも考えてないだけだろー、茄子」
天使ではないと言え、神の使いは神の使いである。
Aには、神々しさとは別の魅力があった。
それは洗練された空気感であったり、心地よい笑顔であったりするものである。
地獄の亡者にとって、地蔵菩薩が救いの対象であるように、巫女のAに縋る亡者も少なくないだろう。
現に、過去の遣獄使は1ヶ月と保たずに天国へ帰っていた。
「まずは1ヶ月、保てばいいですけどね。ほら、お二人共、仕事に戻ってください。」
「はーい」「わかりました！」
これから波乱万丈な日々が始まるとは思えないほど穏やかな1日であった。
場所が変わり、ここにたどり着くことはできないと有名な桃源郷──中国寄りの天国にての話。
「
嬉々として声を上げるのは神獣白澤である。
普段は人型に化けて薬師として仕事をしているが、実際の姿は牛に似た生き物である。
「恵比寿様よりそういった節の文が届いていると思うのですが…」
Aは困ったように言うと白澤は「手紙ね〜、多すぎて全部確認しきれてないんだ。
「手紙は一応全部確認してますけど〜、恵比寿様からの手紙は来ていないと思いますよ。」
Aはおかしいなぁ、と思いながらも丁寧に頭を下げ、改めて依頼をした。
「突然のご報告で大変押し付けがましいのですが…どうかしばらく桃源郷に置いていただけないでしょうか。後日、恵比寿天より謝礼など送付致します。」
そんなAの様子に白澤は嬉しそうに「いいよいいよ！君みたいなカワイイ子、大歓迎さ！さ、奥でゆっくり話そ！」と即Aをターゲットにし、慣れた手つきで腕を腰に回す。
「白澤様、相手は神の使いですよー、バチ、当たりますよー」
桃太郎は挨拶する間もなく顔合わせは終了した
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (12月9日 0時) (
レス) @page11 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
44(プロフ) - 奇想天外な巫女様に振り回されつつある鬼灯様、最高に好きです！！次の話の更新を楽しみに待たせていただきます！！ (8月1日 18時) (レス) @page11 id: f99a8ee6da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マハル | 作成日時：2021年6月13日 9時
