�爍悪瓩△譴�ら ページ29
□
「二人とも落ち着き。」
侑、治「「…」」
俺の言った言葉に
双子は黙る。
「治の気持ちも分かる。
せやけど、怒鳴り散らしても、
何も解決せぇへんよ。」
治「…ｽﾐﾏｾﾝ」
「侑もな？」
侑「ｽﾐﾏｾﾝ」
「で、佐々木さん。」
佐々木「はい。」
「後でそのお話、
詳しく聞かしてもらってもええ？」
佐々木「…はい。」
それから、
佐々木さんから話を聞いた。
佐々木さんは、
マネージャーになった次の日から、
先輩に嫌がらせを受けてきたらしい。
前の朝練の時にﾎﾞﾛﾎﾞﾛになっとった物は、
その先輩達がやったもんで、
その現場を見た佐々木さんは、
黙っておかへんともっと酷い事をする
と言われたらしい。
ほんで、あぁなった、と。
で、何も言わへんかったら、
侑が勘違いしたらしく、
Aに対してあないな態度を
取り始めた。
ほんでっちゅうもの、
佐々木さんはいじめられる事は
無くなったけど、
今度はAが標的になったらしい。
噂話や、陰口、物を隠すなど、
佐々木さんに嫌がらせをしとった先輩達が
やっとったらしい。
双子も何とか怒りが収まったらしく、
静ずかにしとった。
…ごめんな、A。
何の力にもなれんくて。
.
.
あれから、
何年か経って、
もう立派な大人になった。
「A、元気にしとったか？」
治「俺の店、大繁盛しとんねん。凄いやろ？」
角名「この前の試合で＿＿＿＿。」
侑「この間、オレンジ頭の＿＿＿＿＿。」
佐々木「Aちゃん、私ね＿＿＿＿＿。」
皆、Aの眠る前で
それぞれ思い思いの言葉を綴った。
「…ありがとぉな。
ほな、また来るで。」
最後に合掌して、
その場を去った。
-fin.-
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作成日時：2020年9月23日 11時
