４２＊もしかして ◇ ページ46
*
「すんませーん。
うちのマネージャーに、
手ぇ出さんともろてもええですかぁ？」
.
女「えっちょっ…」
「いじめなんて酷いですね〜？」
女「いや、い、いじめなんてしてへんよ？」
いや、いじめとったやろ？
急に豹変したなぁ？
「…」
女「な、せやから、侑く…」
「ﾁｯ…黙れや、この喧し豚。」
うっさいねん、ええ加減黙れや。
菅原さんをしんどい目に合わせやがって。
「…ｯ。」
「眼中に無い？男好き？イキんな？
その言葉、
そのままそっくりお返ししますわ。
あんたらみたいな喧し豚、
俺らは興味ないし、眼中にもないねん。
イキっとんのはあんたらやろ？
うちのマネージャーに手ぇ出すなや。
分かったら、もう二度と関わんなや！！」
「…ｯ、も、もう行くで！！！」
俺がそう言うと、
女子3人は逃げていった。
逃げんなら最初からやんなや。
.
『宮侑くん、ありが…』
「その言い方やめてや。侑でええよ。」
『…侑くん、有り難う。』
「ええねん、これくらい。
俺らの大切なマネージャーなんやから。」
その通り、
菅原さんは俺らの大切なマネージャーや。
.
ふと、
菅原さんを見る。
すると、
顔を赤く染めて、フリーズしとった。
…え？菅原さん？
「…菅原さんどないしたん？」
俺が話しかけても返事はあれへん。
え、どないしよ。
すると、
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
「あ！チャイムなってしもうた！！
もう授業始まる！急ぐで！」
『あ、うん！』
チャイムが鳴ると、
菅原さんは正気を取り戻した。
急いで俺らは教室へと戻る。
.
.
もしかしてやけど、
菅原さんって俺の事＿＿＿＿＿＿＿＿＿。
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作成日時：2020年9月16日 19時
