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27*この気持ちは ◇ ページ30




部活の時やった。


北さんが、
菅原さんの荷物を持ってあげとった。

そしたら、
菅原さんは顔をめっちゃ赤くしとった。





もう、絶対あれ好きやん…




菅原さんは、
試合ん時もずっと北さんの事、見とる。
その姿を見て、少し胸が苦しくなった。








休憩中、
角名が菅原さんに話しかけとった。


最近、角名は変な事しかせぇへんから、
角名が変な事言ってへんか気になって、
少しだけ二人の会話に耳を傾けた。









「さっきの試合、
誰かの事をじーっと見てるようだったけど。」


『え、え、ちょ、ど、どどどういう事!?』


「…プッ。動揺し過ぎ。…で、誰が好きなの?」


『はぁ!?
いや別に好きな人とかいないから!』


「ふーん。…もしかして、北さん?」


『へ?』


「顔あっか…」


『いや、これは違っ…』









.









…は?


マジもんなん?
ほんまに言うとるん?

北さんが好きなんか…?









.









「…何やねん、アイツ。」









.









何で北さんなん?
…確かにお似合いやとは思うけど。









.









嫌や。
何か嫌や。









.









俺がええ。

俺にしてや。









.









…何やねん、この気持ち。




俺らしく無いなぁ。








"角名「侑って菅原さんの事、好きなの?」"



前に、角名が言っとった事を思い出した。





…角名の言う通りや。









.









俺はきっと、
菅原さんの事が好きなんや。









.









.









「…振り向いてほしい。」

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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 北信介   
作品ジャンル:恋愛
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作成日時:2020年9月16日 19時

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