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2*金髪 ページ3

*



『あ…』

金髪の男子と目が合って、
何秒かその場を動けずにいた。

…なんかそらしちゃいけない気がする。


葵「A?どうしたん?」


『あ、うん…平気。
せ、席に着こうか!』


葵に話しかけられてやっと我に戻る。
私は、自分の名前が書いてある席を探した。


『えーっと、ここだ!

って、え…』

自分の名前が書いてある席を見つけた。
ふと、隣の席を見る。







「…」


…隣にはさきほどの金髪の男子。

私の顔を見るなり、こちらを睨んできた。
…私何かしたっけ?

私は気まずくなったので、目をそらして、
大人しく自分の席に座った。



『(不吉な予感がする…)』

そんな事を思っているうちに、
先生が来て、HRが始まった。








そして、HRが終わると
私は、急いで葵の元へ向かう。



『あ、葵!帰ろう!』

私はあの金髪の隣に極力いたくない。
気まずいし、気まずいし、気まずい!

しかもさっきから女子がこっちを見てくる。
なぜだ。私何もしてないじゃんか!


葵「え、あー…うん。」

葵は何かを悟ったのか、
すぐに帰る準備をしてくれた。







そして、帰り道。


『はぁぁぁ…最悪ッ…』

私は大きなため息をついた。


葵「なんでため息ついとるん?

宮侑と隣とか羨ましいわー!」


『…みや…あつむ?』


葵「え…自分知らんの?」



宮侑…ってどこかで聞いたことある気が…


『あ!




月刊バリボーに載ってた…宮兄弟!!』

そうそう…金髪と銀髪の双子…


葵「…なんですぐ気づかんのや。

うちの高校で人気No.1やで、宮侑は。」


『へー、そうなんだ。
でも、私あんまり男子に興味ないんだよね。』


葵「なんでやねん!興味持てや!!」


『いや、どうでもいい。』


葵「はぁ?女子は皆好きやで。
あんなハイスペックな男なんて
宮侑しかおらんからな。」


『ふーん。』


葵「話聞けや!!!」



まぁ、私には関係ない事だから
気にしない、気にしない。


隣で葵が、宮侑の事について語っていたが、
私は全く興味が無いので、聞き流した。

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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 北信介   
作品ジャンル:恋愛
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作成日時:2020年9月16日 19時

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