検索窓
今日:39 hit、昨日:1 hit、合計:209,220 hit

13*入部届 ページ15

*


あの後、2人と一緒に帰った。
帰っている途中で、L○NEも交換した。


『(…不安な事ばっかだけど頑張ろう。)』






そして、次の日。



葵「よっ、マネージャーさん!
自分から言うたんやろ?」


『まぁ…ね。』


葵「ええやーん!!」


『うるさいわ!!』


まだ、入部届を出していないので、
出しに行かないと。


一応紙は貰って、必要な所は書いた。







『(…待て、
これはどこに出しに行けば良いんだ?
放課後でも良いのか?いや…でも…)』









「…なぁ。」


『は、はいっ!?』

私は入部届を持ちながら、
声のした方を振り向く。









侑「マネージャーやるん?」

その声の主は宮侑だった。


『あ…うん。』


侑「…それ出すん?」


『…うん。
でも、どこに出せばいいか分からなくて。』


侑「やったら、
黒須監督んとこに出したらええで。」


『あ、うん、有り難う。』

そう言うと、
宮侑は自分の席へと戻っていく。



…え、なんか今日めっちゃ優しいじゃん。
初めてちゃんと喋ったかも。


葵「仲直りしたん?」


『そもそも喧嘩すらしてませんけどね!!』







その後、黒須監督の元に行って入部届を出した。
これで、正式に入部か…






そしてあれから時間が過ぎ…
部活の時間になった。





『き、北さん!!入部届出しました!』


北「ほぉ…そうか。
ほなら、正式に部員やな。」


『はい!』




その後、部員さん達の前で
改めて自己紹介を行った。





そして休憩時。

角名「マネージャーさん。スクイズ頂戴。」


治「俺にも。」


『はい!どうぞ!』

私は2人にスクイズを渡す。


『味は平気?』


角名「うん、いい感じ。」


治「自分でやったん?」


『北さんに教えてもらった!
凄い上手だったよ!』


角名「…さすがミスター隙無し。」


『…?』







「…なぁ、俺にもくれや。」


『あ…宮侑くん…』

声をかけられた方を見てみると、
宮侑が立っていた。
少し不機嫌そうな顔をしている。

私は宮侑にスクイズを渡した。


侑「…うまいやん。
菅原さん、器用やんな。」


『そ、そうかな…有り難う!』

宮侑に褒められたのが少しだけ嬉しくて、
自然と笑みがこぼれる。


侑「…ッ。」


『…?』









宮侑の顔が
少しだけ赤かったのは気のせいだろうか。

14*気になる事→←12*懐かしい



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
313人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 北信介   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2020年9月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。