検索窓
今日:1 hit、昨日:42 hit、合計:177,066 hit

第二十六話 ページ26

「(人3)先生、相変わらずモテモテだね」

(人4)の目線の先には(人3)先生がいる。
そしてその(人3)先生は、男子生徒の中心で楽しそうに笑っている。
時々、男子生徒の肩をポンポン叩いたりしているが、そんな姿も可愛いなって思ったり。

私はというと、相変わらず先生とは何の進展もない。
それどころか話しかけに行こうとしない。
話しかけに行く勇気がないからだ。
先生と二人きりの時はいくらでも話かけれるのに、全く私は弱い人間だ。

小さくため息を吐いて、先生から目を逸らした。
男女から人気な(人3)先生は、一人でいることなどほとんどない。
一人でいることなんて、廊下を歩いている時か職員室で仕事をしている時だけだ。
それほど生徒たちから人気なのだ。


話せなくても悲しくない、と言えば嘘になる。
私だって先生ともっと話したい。もっと勉強を教えてもらったりもしたい。
だけどそれも無理そうだ。
今の私のままでは……。


「ごめん、(人4)。今日先に帰ってて」

「え? あ、うん。分かった」


だから私は行動に出ることにする。
放課後、先生に会うために職員室まで行く。
ただそれだけ。でも私にとってはこの行動一つ一つがだいぶ勇気のいることで。

だって、先生に会えるから。
先生に少しでもいい生徒だって思われたいし。


「よしっ、頑張ろ!」

そう言って自分の頬をぺちぺち叩くと、(人4)が怪訝そうに、

「え……どうしたの……」

と言った。



――――
更新だいぶ遅くなってしまいました。
すみません……!

先生方の異動や生徒会でごたごたしてたので遅くなってしまいました。

第二十七話→←第二十五話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (100 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
179人がお気に入り
設定タグ:名前変換オリジナル , 先生 , 先生×生徒 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りつ(みずりんろーる) | 作成日時:2018年11月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。