嶄の過去その壱・これは嶄がどうやって鬼殺隊を目指したのかと言う話。 ページ2
これは俺がまだ孤児だったころの話。
このころの俺は頭が悪かった。
当然人を殴ったり殺したりすれば捕まる。なのに俺は【鬼】という存在を知らなかったために何人か殺したり火炙りにしてみたりと、人間で遊んでいた。
俺にとっての玩具はすぐコロコロと変わってしまう。まあ人間には【死】があるのだから仕方がないのだけど。
適当にそこらへんに居る孤児たちを痛めつけてみたり。色んなことをしていた。それなりに充実してたんじゃないかな？
まあそれはさておき、始めて【鬼】に会った時の話だ。
「ヒッや、やめてくれ！」
「なんで？」
「は？」
「なんで「やめろ」って言われたら止めなきゃいけないワケ？」
「ぅぁ・・・やめ＿＿」
その日も俺はいつも通り目についた孤児を痛めつけていた。俺が殴るたびに小さく悲鳴を上げるものだからつい楽しくなって、半殺しにしてしまった。
うん、コイツはお気に入りに入るかも。
「あれれ、気絶しちゃった。続きは明日かな？」
そう思って適当に拾っておいた縄で逃げられないように縛り、俺の隣に転がしてから眠りについた。
グチャ
グチャリ
バキッ
肉の落ちる音、内臓の引きずり出される音、骨のおられる音。
何故かその音が聞こえてきて目が覚めた。おかしい俺は今何もしていないはずだ。どうしてこの音が・・・？
気になって見てみれば、人間ではない変なのが俺のお気に入りを食っていた。
＿＿＿＿
＿＿＿
「ギャァァァァァ！！」
「・・・」
言葉が出なかった。
すぐさま懐にしまってあった小刀で切りつけたのに、ほぼ一瞬で再生した。
人間よりも面白そうなおもちゃがあるじゃないか。
「ふふっ、あははははははははははははははははははははははっ！」
笑いが止まらない。
「お、お前！人間じゃねえのかよ！！どうしてそんな＿」
「煩いなぁ、黙って俺に切られてなよ」
「ガハッ」
苦しいだろうな、いっその事死にたいとさえ思っているだろう。
俺を見る恐怖一色に染まった目が。
声帯を切られ声にならない声をあげるその声が。
全て俺を楽しませてくれる。
確かに人よりも力は強いみたいだが、決して敵わないという訳でもない。
その後は日が明けてそいつが消滅するまでずっと切り付け続けていたと思う。
嗚呼、この世にはこんなにも面白いものがあったのか。
「もっと居ないのかな〜」
こうして俺と言う独りの鬼狩りならぬ鬼殺しが生まれた。
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�桟鈬�(プロフ) - 花蝶霞☆奏音さん» あ……(察し) (2020年10月22日 18時) (
レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
花蝶霞☆奏音(プロフ) - パワハラ上司に怒られているところ申し訳ないんですが猗窩座さん、後で少し裏に来ていただけますか("⌒∇⌒") (2020年10月22日 18時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 花蝶霞☆奏音さん» そうっすね笑「(ピー音)」は言っちゃダメですよ？獪岳達がシバきに来ますから笑 (2020年10月8日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
花蝶霞☆奏音(プロフ) - �桟鈬櫃気�» 「(ピー音)」を言ったらそれが獪岳くんに伝わりセコムが発動しとんでもないことになりますね (2020年10月8日 21時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 花蝶霞☆奏音さん» そう純粋です。メチャクチャ。だからどんどん獪岳の口の悪さは移っていくし、間違っても本人の前で「(ピー音)」は言ってはいけないのです(宗教) (2020年10月8日 18時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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