42柱 ページ46
noside
次のページには、“少彦名神”の文字と温泉の印を象った朱印
この御用を遂行する際、Aは少彦名神と共に温泉に入った
もう一度言おう。少彦名神と共に温泉に入った←
御用の為で混浴場へ行ったとはいえ、簡単に混浴するとは流石Aだ
そこに恥じらいは全くなく、少彦は顔を赤くしていたが
よもや逆上せたわけではあるまい
『少彦とは医薬について知識交換するようになったねぇ
あ、あと温泉の元も貰うようになった。中々良いものだよ』
次のページには、“窮鬼”の文字と小判を象った朱印
……部屋の気温が下がった気がする←
そりゃ貧乏神の名があったらそうなるわ←
『窮鬼は、貧乏神にしては優しすぎたんだよねぇ
身を滅ぼさなかったのが不思議だよ』
この言葉に彼らは一瞬宇宙を背負った
OKGoogle、優しすぎる貧乏神とは？
何故かは分からないが心の中でそう呟いた
Googleってなんだ←
次のページには、“泣沢女神”の文字と涙の雫を象った朱印
穂乃香と関わりを持ったのも確かこの時だった筈だ
『この時は少し大変だったなぁ。まだ術とか全然だったし
一時的にだけど、“役目”を半分だけ請け負ったっけ』ﾎﾞｿｯ
後半の言葉は彼らには届かなかったが
この御用聞きの際も、彼女は無茶をした
本人は無茶と思っておらず本当に大丈夫なだけなのか、はたまたそれしかないと確信していたのか知らないが
まぁ詳しいことはまたの機会に
次のページには、“須勢理毘売”の文字と二つの盃の朱印と雄々しい剣の朱印
小夜「…これも二つ…」
『大国主からも貰ってね。あれ以来良く接するようになった』
特に大国主とは他の神の御用で関わる事が多かった
そのせいだろうか、大国主は他の神と比べても大分“変わった”ようにAには見えた
Aへの情は親友のそれで、確信したのが建御雷之男神の件で
確かだと実感したのが月読命の件だったろうか
Aは別に大国主を嫌っている訳ではない
寧ろ神として好いていて、愛しいと思っている
放っておけない、どうしようもない神様
Aにとっては、確かに親友のようなものであり、愛しいものなのだ
……ただ男としては……果てしなく軽蔑しているが←
宣之言書には他にも様々な神名が記されており
刀剣達は、ただひたすら遠い目をするのであった←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メグミ - 漢字を間違えて居ますよ,大倶利伽羅廣光ではなく本当は大倶利伽羅広光ですよ。 (2022年9月16日 2時) (
レス) @page33 id: 08246aac29 (このIDを非表示/違反報告)
Alba(プロフ) - え！？『神様の御用人』じゃないですか！！とうらぶ×御用人とか最高ですね！ありがとうございます！ (2021年6月25日 17時) (レス) id: f1f1c4633b (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ありがとうございます！私も読んでる人が周りに中々いなかったので、そう思って貰えて嬉しいです (2021年3月7日 10時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - すごく面白いです。まわりに｢神様の御用人｣を知っている人がいなかったので感激です！頑張ってください！ (2021年3月7日 10時) (レス) id: ee2ee390ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
