元3-E、影山飛雄。part2

86話！過去編 ページ45

…おかしい。

なにかが…何かが引っかかる。

なんだ、この違和感…。

…はっ！

なんであのスモッグは麻酔ガスを使った？あそこで気づいたとして、致死量に至る毒をガスにすれば、皆殺しにできた。

こいつもそうだ。

隠れて一人殺して仕舞えばみんなは手出しができなくなる。

烏間先生がダウンしているとしても、京治と力比べをすればいい話。

まさか！

烏間先生にスモッグのガスを吸わせ、強い敵をなくす。京治がいるのは知ってたっぽいな。ただ、名前は知らなかった。ここで初めて名前を知った感じか。

まぁ、首謀者はあいつで決まりだな。

てことは…。

ビキッ

影「！！？？」

京「なに。考え事？」

影「ちょっとな。」

ビックリした…。

カ「ねぇおじさんぬ。意外とプロってフツーなんだね。ガラスとか頭蓋骨なら俺でも割れるよ。ていうか、速攻仲間読んじゃうあたり、中坊とタイマン張るのも怖いひと？」

「「「！！」」」

烏「よせ！無謀…殺「ストップです烏間先生。アゴが引けている。」…！？」

確かに。

前までのカルマは余裕をひけらかしてアゴを突き出し、相手を見下す構えをしてた。

でも今は違う。

目はまっすぐ油断なく、正面から相手の姿を観察している。

京「敗北からしっかり学んだみたいだね。」

影「だな。」

グ「…いいだろう。試してやるぬ。」

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