俺にも頼って ページ23
淳太 Side
朝起きると昨日の事が嘘のようにケロッとしてるAがいた。
『ごめん、昨日の事全然覚えてない』
前言撤回
『帰れない程、私付き合わせた?』
中「そんなことあらへんよ?」
まぁ、付き合わされたのは事実。
でも昨日泣いてからそのまま寝落ちしちゃって俺もそのまま寝ちゃって…
女の子の家にお泊まりとか初めてやのに
初めてがこんな状況って…
『ご飯作ったから食べる?シャワーする?』
中「先食べようかな」
美味しい朝食。
こんなの食べたのいつぶりだろうか…
中「美味っ」
『ありがとう』
ご飯を終えるとシャワーを借りて支度を始める。
中「さっきまで女の子やったのに…」
俺がシャワーから出ると長い髪は短くなり
兄の神山智洋の姿となっていた。
『あー、乾かさんと出てきて』
中「準備してるうちに乾くやろ?」
『いいから座って、乾かすから』
中「やってくれんの?」
『昨日のお礼、タダでやってあげる。』
中「ん、ありがとう」
・
・
・
スタジオに入るとちらほらメンバーが集まっていた。
小「淳太、神ちゃんと来たん?」
中「おん、昨日神ちゃん家泊まってん」
重「はぁ!泊まったん!?」
『ゲームしてたら遅くなってもうてん』
この子は嘘をつくのも上手
そして男慣れだってしてる。
だって現にのんちゃんの距離感バカにも初日から耐えてた。
重「淳太何もしてへんやろな?」
中「何をすることがあるねん!俺は隣で酒飲んでただけや!」
小「なぁ、神ちゃんなんかいつもと違う匂いする」
『そうか?』
小「なんか今日一段とちっさなった?」
『うるさい、のんちゃんがでかいんや!!』
いつも通りの振る舞い
この子、完璧や。
それから振り入れをしても完璧。
さすが双子の血筋を持ってるだけある。
重「なぁ、神ちゃんちょっとええか?」
『なに?』
重「ここじゃちょっと」
そうや、こいつにバレた言うとったな。
やから泊まったって聞いた時焦ってたんか
『今疲れたから後でにして』
重「なんで」
『ん?』
重「なんで俺じゃあかんの?頼りないか?」
しげの発言にメンバーが一斉に振り向く
藤「しげどうしたん?」
桐「神ちゃんと喧嘩でもしたんかー?」
重「もうええわ!」
そう言い残し重岡はスタジオから飛び出した。
『ちょっ、はぁ…』
小さなため息をついて彼女も後を追いかけた
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蒼乃碧(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました! (6月12日 13時) (レス) @page50 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
里李紗(プロフ) - WEST大好きです (2022年7月18日 21時) (レス) @page22 id: 309455b65e (このIDを非表示/違反報告)
butausa(プロフ) - 楽しみにしてます! (2022年6月29日 1時) (レス) @page1 id: aecc52ff1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spica | 作成日時:2022年6月29日 0時