双子の兄はアイドルです。 (ページ14)

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ほろ酔いページ14

メンバーもお酒が進み、酔いが回り始めた頃

酔ってないのは私と淳太

淳太飲みすぎちゃうか?

突然来たメール

きっと直接言ったらバレると思ってメールにしたんだろうか

全然平気
淳太まじかよ、程々しーや

よく記憶を無くすからなんとも言えないけど
今日はちゃんとセーブしてるつもり。

『ちょっとお手洗い行ってきます』

中「気をつけてな」

席に戻ったら帰ろう。

なんて呑気なことを考えていた。

重「なぁ」

『ん？』

重「昨日までの神ちゃんってAやんな？」

『え？』

重「正直驚いた。ほんまに妹おったんやって」

『何言ってんの？』

重「何年神ちゃんとおると思ってんねん。別人なったら気づくわ」

『お兄ちゃんとなんか勘違いしてますか？』

重「誤魔化さんでもバレてるで」

『私は美容師してるんで、知らないですよ』

重「嘘、ついてるのも分かってる」

『酔ってる？』

重「俺はシラフや。本間のこと言うて！ずっと半信半疑やった。でも神ちゃん家行った時にあんたが来て違和感が増した。そして今日確信した。」

『何それ？』

重「まず違和感があったのはライブの時、ギターを弾く姿が違うかった。確信は俺が家に行った時あんたが来てお酒の匂いがした。神ちゃんは全然飲まれへんのに違和感やった。そしてさっきお酒が好きって言ってて、めっちゃ飲んでるのにこんなに平気やん。思い返せば衣装着替える時も一人やったし、絶対シャワーして帰る神ちゃんがそのまま帰ったり…」

『たまたまでしょ？』

重「たまたまで済まんねん。なんで女がジャニーズに入っとるんや？神ちゃんにお願いして俺らメンバーに狙ってるやつでもおんのか？」

『…はぁ』

重「なんや」

『バレてるなら仕方ないよね、そう全部私。9月から入れ替わってた。でもこのことは黙ってて欲しい。』

重「それは無理や」

『お兄ちゃんの夢壊すの？』

重「夢？」

信じてもらえるかも分からない。

たかが数ヶ月一緒にいたけど、

本当にお兄ちゃんの事見てくれてるんだなって思って

全てを話した。

バレたら帰国をしないといけないことも。

重「なんやねんそれ」

『信じるか信じないかは自分で決めて、私は全部話した。』

重「お前はそれでええんか？」

『いいからやってる』

重「お前にはプライドもやりたい事もないんか？？」

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