双子の兄はアイドルです。 (ページ49)

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双子の兄はアイドルです。ページ49

あれから少し話して、大毅は生放送へ向かった。
珍しく足早に帰ってきてテレビをつける。

テレビからは聞き慣れた声…

「俺たちジャニーズWEST言います！！名前だけでも覚えてってください！」

元気よく挨拶する彼に目が離せなかった。
惹かれてんだ、私。

『お兄ちゃんかっこいいな…』

お兄ちゃんのあの言葉がなかったら
きっと出会ってなんてなかったし、
メンバーになんて会うきっかけすらなかった。

むしろ未だに男遊びしてフラフラしてたと思う。
時々、お兄ちゃんがまだ帰ってこなかったら…なんて
考えてしまう時がある。
だけど、他のメンバーにはバレずに過ごせた時間。
ちょっと心は痛いけど…

でも、なんか今すっごい幸せ。

そんな幸せを噛み締めていると生放送は終わっていた。

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『やば、こんな時間』

仕事休みだからってのんびりしすぎた。
少し夕方から飲んだせいか思考はゆっくりで

こんな状態で淳太はテレビに出てるかと思うと尊敬する。

そんなことを考えていると愛しい彼が帰ってきた。

重「ただいま〜！」

『おかえり、お疲れ様』

重「明日には北海道戻るねんけど、今日はゆっくりしていい言われたから帰ってきた！」

『ご飯今から作るね！』

重「たまには出前でも取って、楽しいことしよーや」

『それしか考えてないでしょ？』

重「だって幸せ噛み締めとかないと、神ちゃん来たら怒られる」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

重「ん？」

『お兄ちゃんだ』

神「A差し入れ持ってきたで〜」

重「神ちゃん邪魔せんでや〜」

神「しげ！！」

重「差し入れありがとう、今後ともご贔屓にお願いします〜」

神「はぁ！？ちょっ、まっ！」

お兄ちゃんの返事を聞く前にドアを閉めた彼。

重「後で怒られとくわ、でも今は二人の時間な」

そう言って綺麗な歯を豪快に見せて笑っていた。

『たまには私も怒られよーっと笑』

つられて私も笑う

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私が好きな彼の腕枕。

重「初めて生でしちゃったなぁ」

『言い方生々しくて嫌なんだけど』

重「赤ちゃん出来たらどうしよう」

『責任取ってくれるんでしょ？』

重「覚悟は出来てるで」

『これからもよろしくね』

重「神ちゃんが義理の弟になるんか…」

『なんか嫌それ』

重「俺かてメンバーが…ってなるけどAとおりたいからさ」

『だいすき』

重「俺もや」

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