たのみごと ページ1
智「本間に頼む!!」
『絶対にいや!!』
智「なんでなん!!」
『ジャニーズでしょ?絶対にバレるって!!』
智「絶対大丈夫!だって俺ら身長変わらんし見た目も一卵性やから似てるし声だって似てる言われるくらいやねんで!ピアスだってほぼ変わらんとこに開けてるやろ?」
お兄ちゃんより個数は少ないが私だって
両耳バチバチにピアスを開けていた。
『いくらなんでも下積みもあって6年間やってきた自分のグループに妹と自分を入れ替えるなんて話ある?』
智「1年!1年でええねん!本場で音楽を学びたいんや」
『だからって…ご時世的にもさ』
智「ほら、昔ダンスもやってたし俺と一緒で楽器も弾けるやん?絶対に大丈夫!!俺を助けると思ってな」
『お兄ちゃん…』
昔からずっとお兄ちゃんの背中ばっかり追いかけてた。
お兄ちゃんに負けたくなくて始めたダンス。
いつの間にかお兄ちゃんはそれを仕事に活かして
ジャニーズというグループの一員になっていた。
私たちが小学校に入ってすぐ親が離婚をして
母の手一つで育ててくれたお母さんをお兄ちゃんは
少しでも助けてあげたくて入ったジャニーズ。
確かにお兄ちゃんのお陰で私も専門学校まで出て
美容師のお仕事が出来ている。
2年のアシスタントを得てすぐ美容師デビューが出来た。
2年となれば下積みも短い方で努力が認められた。って感じ。
それから美容師として3年今のお店でお世話になって
社会人になってから5年が経とうとしている。
そろそろ夢だった自分の店を持って独立する事も考えていた。
でもその矢先、お兄ちゃんから発せられた言葉。
智「俺らな、デビュー出来たけど全然売れへんしまだまだやねん。やからもっとダンスの勉強したい思って本場で音楽を学びたいんや!でもWESTに穴を開けることは出来ひん。だから頼む!俺がいない間、俺の代わりをしてくれへんか?」
『そこまでして…メンバーを置いてまでやりたい事なの?』
智「Aはやりたい事やってきたやろ?部活も学校も…俺はずっと我慢してた、それが兄として家族を守る手段やから。でもなAも落ち着いたし、おかんも今好きなように生きてるやろ?だから俺も一度くらいやりたいことやってみたくなってん。」
『お兄ちゃんの気持ちは分かった。でも…』
智「ジャニーさんには俺から伝える。」
『でもさ…』
智「お兄ちゃんの事助けてくれるやんな?」
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蒼乃碧(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました! (6月12日 13時) (レス) @page50 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
里李紗(プロフ) - WEST大好きです (2022年7月18日 21時) (レス) @page22 id: 309455b65e (このIDを非表示/違反報告)
butausa(プロフ) - 楽しみにしてます! (2022年6月29日 1時) (レス) @page1 id: aecc52ff1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spica | 作成日時:2022年6月29日 0時