#6.頼れる男 ページ6
藤「はぁ！？一緒に住むことになった！？」
『そう、だから困ってるの！』
藤「いや、俺に言われても」
『のんちゃんに未練タラタラな私が言えるとでも思う？』
藤「じゃあ、神ちゃんとか」
『神ちゃんはいいとして、神ちゃん呼んだら絶対しげがくるじゃん！！』
藤「そりゃ来るやろな笑」
『だから、同じ授業取ってる流星くんにしかお願い出来ないの！婚約してる私が外で男の人と会ってるの見られたらお父さんの仕事にも影響しちゃう…』
藤「そかそか、俺今頼られてる？」
『めちゃくちゃ頼ってる！』
藤「ふーん、じゃあ真剣に考えるわ」
なんだか眠そう
『今考えてないでしょ』
藤「そんなことないで、」
『だって眠そう』
藤「あ、バレた？」
『もー！本当に困ってるんだから！』
ーーーー
お昼、いつもの空き教室
神「昨日会ってきたんやろ？？」
重「不細工なおじさんやった？」
神「しげ、聞き方には気をつけろ」
小「……」
『思ってた以上にイケメンだったよ。頭も良くて、できる男って感じ。身長も高かったよ。しげと同じくらい』
神「もう完璧やん。エリート中のエリートやん」
小「その婚約、辞められへんの？」
重「何言うてんねん。親の決めた結婚やで？辞めれるわけないやん。仕事にも関係すんのに。」
しげはたまに真面目なことを言う。
『そうだね、辞めれるもんならやめたいね。』
小「俺が住む世界違うかったらこんな悩まんでいいんやろな。」
『今の世界だからのんちゃんに出会えたんだよ？』
小「そっか、そうだよな。うん、そう。ありがとう」
『なんかよくわかんないけど、こちらこそありがとう』
藤「これからさこうやって頻繁に会えへんなるんかな」
『そうかもしれないね…携帯とか学校までは干渉してこないと思うけど…』
神「ええ！てことはスイーツ巡り無理やん！」
『そうなりますね…笑』
神「あかんあかん！それだけは許してもらお！」
『まだ１回しか会ってないのにどんな人かも分かんないし』
重「まって！！！」
小「急に大声出すなや！」
重「今日サークルなん忘れとった！！俺練習行ってくるわ！！」
藤「俺も行かな」
神「そろそろお開きしよか」
小「俺この後授業や」
『私、何も無いから帰るよ』
小「えー！つまんない！」
『授業頑張ってね〜』
小「頑張る！」
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nagatakumiko(プロフ) - 最後まで最高によかったです。これからも楽しみにしています。 (2022年6月29日 6時) (
レス) @page50 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
butausa(プロフ) - 昨日この作品に出会って、一気に読んでしまいました！これからも楽しみにしてます！！ (2022年5月15日 12時) (レス) @page24 id: b73fe8c1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spica | 作成日時：2022年4月16日 1時
