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#4.初めまして ページ4

案の定帰ってからはめちゃくちゃ怒られた。




次の日学校を休んで1日、エステに費やした。




のんちゃんAおらんからつまらん



しげ今日おらんやん



流星くん望もしげもうるさいわぁ〜
はよ学校きてや




神ちゃん皆元気やから、大丈夫やで!




それぞれからメッセージがきていた。




"明後日から行くね""ありがとう"と返事を返し、携帯を閉じた。





ーーーー
ーーー




今日は遂に私の婚約相手、中間財閥のご子息と会うことになっている。




いつもより少し綺麗な化粧に綺麗なドレスコートに身を包み
時間が来るのをただただ待つことしか出来なかった。




中父「和田さんお待たせしました!」



父「いえいえ、わざわざ遠いところか出向いて頂いてありがとうございます」



中「先日は我が社の企画に賛同して頂きありがとうございました。」



父「本当にしっかりした息子で羨ましいよ〜」




『初めまして、中間さん』




中「中間さんやなんて堅苦しい、夫婦になるんやからもっとラフでええよ」



少しご飯をまじえながら企業の話や彼の趣味の話
今後の入籍までの流れなど、気がつくとどんどんと
話が広がっていた。




中「あの〜」




中父「どうしたんだ?」




中「そろそろ2人きりで話させてもらってもいいですか?」




中父「そうだった、そうだったん!盛り上がりすぎたね」




父「あちらに中庭があるから2人で少し話してきたらどうだ?」




中「良ければご一緒して頂けますか?」





『……はい』




彼の第一印象は頭のいい仕事のできる男。



中「緊張してる?」




『してます』




中「Aちゃんは正直者やな」




『ウソ、ついた方が良かったですか?』





中「いやいや、嘘は嫌やわ。」





『ですよね…』


のんちゃんへの気持ち隠してここにいることが
もう既に嘘になっている。




中「俺との婚約反対?」




『どうしてですか?』




中「だって、その政略結婚ってことになるし、Aちゃんから見たら俺はおっさんみたいなもんやろ?」




『いやいや!そんなことありませんよ?話しを聞いてて凄く仕事に真面目な方だし、緊張してるのかナイフとフォークの持ち手を間違えて1人でテンパっている所見て面白いなぁ〜なんて…って、すみません!こんな生意気…』





中「あははは!そんな所まで見られてたんか!恥ずかしいわ笑」




『すみません…』



#5.二人の時間→←#3.放課後



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nagatakumiko(プロフ) - 最後まで最高によかったです。これからも楽しみにしています。 (2022年6月29日 6時) (レス) @page50 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
butausa(プロフ) - 昨日この作品に出会って、一気に読んでしまいました!これからも楽しみにしてます!! (2022年5月15日 12時) (レス) @page24 id: b73fe8c1a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Spica | 作成日時:2022年4月16日 1時

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