#23. ページ23
『だから唯一自由になれる学校の時間が嬉しかった。友達なんていらないなんて思ってた。だから初めは遠ざけてたし、作る気なんてなかった。でものんちゃんだけは違った』
ー
小「なぁ、なんでそんなに俺の事遠ざけるん？」
たまたま入学式で席が隣になって話しかけられた。
彼はそれから何度も話しかけてくる。
『迷惑なので』
小「ええやんか、もうほら友達やん！」
『勉強しに来てるので、友達なんていりません』
何度遠ざけても離れても、毎日私を探してやってくる。
受けてる授業の受講も違うのに…
小「今日昼1人やねん、一緒に食べよ！てか、奢る！奢るから飯いこや！！」
何度断っても彼はやってくる。
そんな彼をしぶしぶ受け入れた。
『いいですよ、今日くらいなら』
小「やんなぁ、え！？いいの！？」
『ふふ笑 しつこい。奢ってくれるんでしょ？』
小「奢る！！ええとこあんねん！」
そう言って連れてこられたのはファミレス
小「流星、今日2人で！」
店員さんを呼び捨てにしていた彼は、彼の親友らしい。
年上でバイト仲間でもあるらしい。
『あ、』
藤「あ、同じ授業取ってるよな？」
『たまに見かけますね、どうも』
小「なんなん知り合いなん！？じゃあ話は早いな！俺の友達のAちゃん！流星は呼び捨て禁止な！」
藤「俺、藤井流星！よろしく、A」
小「おいこら、聞いとんか！」
『よろしくね、流星くん』
小「流星無視すんなや！」
藤「バイト中や、静かにして」
小「こっちは客じゃい！」
なんだか2人の言い争いって言うか、
一方的に怒る彼を冷静に返す流星くんの姿が
昔の家族を思い出して、つい楽しくなった。
『あはははは(笑)』
小「え、笑った！？」
藤「そりゃ人間や、笑うやろ」
小「俺の前で笑ったこと無かってん」
それからしげや神ちゃんとも出逢い
楽しい日々を過ごしていた。
重「俺、重岡大毅！しげってよんで！気楽に楽しく行こーぜ！」
小「しげはもっとシャキッとせえ！」
神「俺、神山智洋！神ちゃんでええからな！いつもみんな騒がしくてごめんなぁ」
みんな優しくて、多分私がお嬢様ってことを気づいている。
だけど気付かないふりしてくれてて
いつも通り接してくれる。
気がつくとそんな雰囲気が、
それを取り巻く彼、のんちゃんが好きになってた。
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nagatakumiko(プロフ) - 最後まで最高によかったです。これからも楽しみにしています。 (2022年6月29日 6時) (
レス) @page50 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
butausa(プロフ) - 昨日この作品に出会って、一気に読んでしまいました！これからも楽しみにしてます！！ (2022年5月15日 12時) (レス) @page24 id: b73fe8c1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Spica | 作成日時：2022年4月16日 1時
