ただ君が好き。赤 (ページ24)

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#24.ご飯の誘いページ24

午後のレッスンが終わって時刻は19時を指していた。

重岡大毅まだレッスン?
今終わって帰るとこ
重岡大毅予定ないなら飯いかん?
奢りですか?
重岡大毅ええよ
何かやましい事でも?
重岡大毅そんなんちゃうわ!
とりあえず、○○ってとこ来て
分かった
重岡大毅待ってるわ

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『お疲れ様です』

重「よぉ！おつかれ」

『急にどうしたの？』

重「別に、てか敬語になったりタメになったり忙しいやつやなぁ」

『気にしないでください』

重「気になるわ！笑」

『気になるといえばさ、しげに一つだけ聞きたいことあった』

重「なんや？」

『なんで急に迎えに来て信じてくれるようになったの？』

重「なんやろなぁ〜」

『誤魔化さないで教えてよ』

重「お前が急におらんなって寂しく感じてん！」

『なにそれ』

重「だってAもAなりに頑張ってたんやろ？せやのに俺なんか自分の事ばっかで酷いこと言うて遠ざけて…居なくなってようやく事の重大さが分かったっちゅーか、なんというか…」

『ふーん』

重「なんやねんその反応」

『いや、嬉しいなぁって』

重「うるさい！はよ食えや！今日は俺の奢りや！いっぱい食わな許さんで」

『ありがとう』

東京来てから少しずつ食べれるようになったけど、
またまだ食は細くて、しげなりに心配してくれたんだろう…

重「Aはお酒とか飲まへんの？」

『あ〜、外では飲まないようにしてる』

重「弱いん？」

『いや飲めるけど、一回だげ潰れたことがあって私は記憶ないんだけど…絶対に外で飲まない方がいいって言われたことがあって』

重「なんなん、気になるねんけど(笑)」

『何が起きたか聞いたけど、相当やばそうだったから二度と外では飲まない』

重「今日は俺やし、ええんとちゃう？明日休みやろ？介護したんで」

『いやいや！しげは仕事だし、明日流星と買い物行くし』

重「流星と！？俺明日も仕事午後からやしちょっとくらいさ？デビュー前祝いで乾杯しよや」

『少しだけだよ？』

重「ビール飲める？」

『うん、割と好き』

何故か流星とって聞いて無性に腹が立って
俺は2人分のビールを注文した。

少しだけと言っていたAに俺は何度も飲ませた。

『ねぇ、帰りたくない…』

重「え？」

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