王子との恋。橙 (ページ41)

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#41.ぬくもりページ41

桐「俺と付き合ってくれますか？」

『私でいいですか？』

桐「当たり前や」

『よろしくお願いしますっ…』

桐「あー！そうや、誕生日！！」

『あ、誕生日でしたね(笑)』

桐「誕生日おめでとう！これ俺からのプレゼント」

『こんな高価なもの…』

桐「実はな、これに賭けててん。これ渡して好きって言おうって。順番間違えたけど(笑)」

『本当にいいんですか？』

桐「貸して、付けたろ」

そういって、箱からネックレスを取り出し
腕を首に回し付けてくれた

『なんで、ここオレンジなんですか？』

ネックレスにひとつ輝く橙色の宝石

桐「8月の誕生石」

『8月って緑じゃないですか？』

桐「誕生石って二つあるねん。もうひとつがこれ、サードオニキスって橙色の石」

『意味とかあるんですか？』

桐「この石はな、夫婦円満の石って言われてて人間関係全般に幸運があるねん。他にも強力な保護力があって、悪いこと事が起きんようにって、意味」

『私はいつでも照史くんに守られているって事ですね(笑)』

桐「それと俺も普段アクセサリーとか付けんから足のミサンガに同じ石付けて作ってもらってん。だからお揃いのお守り。俺もAに守られてるから(笑)」

『守れるように頑張ります！笑』

桐「2人とも8月誕生日って凄い運命やろ！やからお揃いにしてみた」

『一生の宝物にします！』

桐「本間はさ、ここでキスのひとつやふたつして返したくないんやけど皆心配してるから帰ろう」

『…………』

桐「ほら、手繋いだるから」

彼になった照史くんの大きな手は暖かくて
小さな私の手を包み込んでくれた

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桐「ただいま〜！見つけてきたよ」

重「お前ほんまにどこおってん！！！」

『ごめん…一人になりたかった』

小「なんか言われてたんか！？」

『そんなんじゃない、ただ色々重なっただけ』

神「無事でよかったわ！！」

濵「照史、よう見つけたな！」

桐「どこにおっても見つけれる自信あるで(笑)」

重「今回の事は本間にありがとうございました。」

『ご迷惑お掛けしました….』

中「この間さ、俺に言った言葉本心？」

『それは…っ、』

桐「淳太くん、そんな訳ないやろ！Aは人にそんなん言えるほど器用ちゃうで！笑」

重(A！？)

桐「やって、この子自分のこと後回しで人のことばっかり考えて自分の事苦しめるような子やからな(笑)」

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