#5.自由になりたい ページ5
中間side
あれから大手企業とのプロジェクトも大成功に終わり
企業達との祝賀会に父と2人で俺も出席することになった。
「中間さん、今回のプロジェクトは本当にありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました」
「次は息子さんがこの仕事を継いでくれるのであれば中間家も一安心だな〜笑」
「まだまだですよ(笑)」
「期待してるよ、時期社長(笑)」
中「期待にお答えできるように頑張って学業に励みたいと思います。」
こう言われるのも慣れた。
中間家の重荷から離れることは一生ない。
期待ほどしんどいものは無い。
幼い頃からこの家を継ぐのは俺だって決まっていて
習い事に英才教育…
自由になりたい。
そんな夢願っても叶わないのに
中「(はぁ…)」
また一つ心の中で大きなため息を着く。
「淳太どうかしたのか?」
中「雰囲気に酔ってしまったみたいなので少し散歩してきます。」
「気をつけるんだぞ」
ーーーー
中「着いてくんなや」
「ですが、何かあってからでは困りますので同行させて頂きます。」
中「…もうええ、好きにしろ」
俺には専属の執事もいる。
昔からお世話になってて俺の行動全て見透かされてるかのよう。
俺に自由なんてない。
そんなことを考えていると…
ドンッ!
中「すみません…!あっ…」
「淳太様お怪我は!?」
『こちらこそすみません…何だかよくぶつかりますね…(苦笑)』
中「怪我はないですか?」
『今回は転けて無いので大丈夫です!笑』
中「それなら良かった…」
「お知り合いですか?」
中「同じ学校で以前も校内でぶつかってしまって」
『佐藤Aと申します…』
「左様でしたか…淳太様が申し訳ございませんでした。私くし淳太様のお世話係を担当しておりますカイと申します。」
『カイさんですね!とんでもないです!私もぼーっとしていたので…』
小「A何してんの?始めんで!」
『今行く!じゃあ、失礼します。あっ!良かったら見ていきますか?』
中「ん?」
『でも忙しいか…!笑』
小「Aはやく!しげ怒ってる!!」
『やば!ほんとに失礼します!』
「何だか元気な子ですね」
中「カイ、ちょっと見ていってもええか?」
「少しでしたら大丈夫ですよ。お付き合いいたします。」
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作者名:Spica | 作成日時:2021年9月27日 7時