王子との恋。橙 (ページ35)

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#35.笑顔にしてページ35

小「ごめん、話聞いてもうた。」

『こっちこそ、ありがとう。望いなかったら多分頬引っ張叩いてた』

小「明後日辞めといた方がええんちゃう？」

『そう、だよね、』

A明後日、急用入ってしまって…
誘って頂いたのに行けなくなりました。

桐山照史急用?
一ヶ月前から言うてたやん。なんなん急用って

『望、どうしよう』

小「携帯借りんで」

pruuuu. pruuuu.

桐〈もしもし？急用ってどうしたん？〉

〈あーすみません、俺小瀧言うんですけど。〉

桐〈Aちゃんの携帯やんなこれ？〉

〈そうですね、Aの誕生日は俺との約束出来たんで行けなくなりました〉

桐〈3人で来てくれるんやろ？〉

〈やから〜、理解力ないですね。Aと2人で過ごすからそっちにはいかん言うとるやろ〉

桐〈本人に代わって〉

小〈それは無理。もう関わらんといて〉

桐〈なんやねんさっきから〉

小〈俺の女やから手出さんといてな。〉

ﾌﾞﾁｯ

『望…』

小「これで大丈夫やから。」

こーゆう時やっぱりあいつがおったら
Aは元気になるんやろ。

小瀧望今Aん家おる。
後で2人になったらちゃんと話すから
訳聞かんと家来て。
A笑顔にして

しげおかすぐ行く。

＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／

『！！！！！』

重「邪魔すんで〜」

『しげ！』

重「なんや暇すぎて遊びに来てん」

『2人揃ってここは溜まり場じゃないから』

重「そんなん気にせんの、なぁーあれ飲みたい」

『何あれって』

重「あの、あれやん」

『いやわかんない』

重「だからあれやん！伝わってや！」

『私、超能力者じゃないし！』

重「なんでやねん！！んじゃ、なんでもええわ笑」

『なんやそれ！笑』

小「俺のおすすめプロテイン作ったってや！この間ここに粉置いていったやろ？あれ！」

『自分も飲みたいだけでしょ！分かった、2人分作ってくるからまってて』

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Aがいない間に、さっきの出来事を
しげに伝えることに。

重「それってもしかすると誰かに危害いくかもってことやんな」

小「そうかもしれんから俺の女言うて関わらさんようにしてみてんけど…」

重「そうか、小瀧なりに考えてくれてんな」

小「でも不安そうやったから…」

重「俺来たから大丈夫や。すぐに連絡くれてありがとう」

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