WEST SIDE STORY 赤 (ページ6)

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#宣戦布告ページ6

それからというもの重岡くんからのパシリは続いたが、
大ちゃんに会ってから毎日楽しいもので、
放課後一緒にカフェで勉強したり、昔話に浸ってた。

でも、1つ事件が起きた。

西畑「Aお待たせ^^」

いつもと変わらぬ笑顔を見せる大ちゃんの顔に
殴られたであろう痣や傷が残っていた。

『なに…したの？』

西畑「いや、なんかヤンキーに絡まれてさ！俺鈍臭いやん？喧嘩とかも無理やし、こんなみっともないかっこでごめんな。」

『それって、誰にやられたの？』

西畑「Aには関係ないよ笑」

『もしかして大人数でやられた？』

西畑「いや、1人やったで。Aと同じクラスって言うてたかな」

『身長はどのくらいだった？髪色とか』

西畑「俺よりは大きかったけど、黒髪で俺のもんに手出すなって…言うてたかな？そんな引越してきて転校したばっかやのに多分人間違いやと思うや！」

『もしかして…』

西畑「Aは首突っ込んだらあかんで？またあん時みたいに事件に巻き込まれでもしたら…」

重岡大毅音楽室、今すぐ来い。

『ごめん、行かなきゃ』

西畑「行くってどこに」

『今日先生に呼ばれてて、先帰ってて』

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重「おっそいねん！」

『転校生の西畑大吾、喧嘩したのって重岡くんだよね』

重「なんの事？笑」

『とぼけないで！ねぇどうして？そんなに私の事振り回して面白い？』

重「おもろいなぁ」

『ほんと最低』

重「あの男、お前のなんなわけ？」

『何って、友達だけど』

重「随分と距離も近くて、登下校も一緒。それで友達か？本当はそれ以上のこと」

ﾊﾟﾁﾝｯ...

重「…っ」

『ふざけないで！大ちゃんはそんなことするような人じゃないの！』

重「お前は俺の言うことだけ聞いてればええねん！何が大ちゃんや、ふざけてんのはどっちや」

『っ、友達の事を悪くいうなんて許さない』

重「俺に逆らうってこと？」

『もう好きにすれば！！生徒手帳なんか要らないし、もう二度と命令なんて聞かないから！！』

重「っち、なんやねんほんま」

神「素直にヤキモチですって言えばええのに」

重「いつからおってん」

神「始めからおったよ、」

重「盗み聞きとか趣味悪いで」

神「女に一切興味無かったしげが服従させる女ってどんなやつか気になるやん？」

重「神ちゃんに関係ないやろ」

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