#・ ページ49
重岡「その節はどうもご迷惑おかけしました。その、なんて言うか。お付き合いさせてもらってます」
末澤「聞いた、Aから」
重「はい」
末澤「ほんまにAのこと守ってくれるんやろな？」
重「当たり前や」
末澤「次は本間にないからな」
重「分かっとる」
末澤「ってことで、今後ともよろしく」
リチャ「末澤が認めた！？」
佐野「誠也くん！認めていいんですか！」
小島「そこは誠也くんが反対しないと！」
末澤「なんでAが幸せそうやのに反対しなあかんねん！」
正門「Aのためやったら誠也くん何でも許しちゃうからなぁ」
重「約束します、絶対守ってみせるんで」
末澤「頼んだで」
『ねぁ、大毅くん』
重「んー？」
『ピアノ弾いてよ』
小島「お前っ、ピアノ弾けるんか！？」
重「ある程度は」
『絶対、こじけんより上手いから』
重「ちょっとお借りします」
〜〜〜〜〜.•♬
これがずっと聞きたかった。
大毅くんの優しくて力強いピアノの演奏。
『…っ、』
重「なんで泣いとんねん」
『泣いてないし』
重「初めて弾いた時も泣いとった」
小島「おまっ、すげーな！俺バンドでピアノ担当で！どうしたらそんな弾けるん！？ピアノ習っとったん！？」
重「独学かな」
『大毅くんのピアノ、嫌なこととか全部忘れることが出来るのの』
重「あん時も震え止まったもんな」
末澤「小島とピアノ担当交代するか？」
小島「ちょ、誠也くん待ってください！」
末澤「お前ちゃんと練習せーへんやんけ」
小島「ちゃんとやるんで！！」
重「俺でよければいつでも」
小島「お前も乗り気になんなや！」
ーーー
ーー
重「誘ってくれてありがとうな」
『賑やかでごめんね』
重「友達に認めて貰えたし良かった」
『私も、神山くんに認めて貰えた時すっごい嬉しかった！』
重「神ちゃん、たまにきつい時あるからなぁ」
『ほんとに、怖すぎて』
重「まぁでも、ほら俺がおるやん？」
『そうだね』
重「これからもずっと守るから、俺の隣におってな」
『こちらこそ、よろしくお願いします』
重「かしまこまりすぎ笑」
ほんま可愛ええわぁ…///
こうして私たちの高校生活に幕を閉じた。
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
