#・ ページ45
重岡Side.
翌日の始業式。すなわち、二学期の始まり。
朝から俺らは盛り上がっていた。
神「今、付き合ったって言った！？」
重「お陰様で」
藤「しげ、良かったな。」
小「そんなんあかんって！俺の出る幕なかったやん！」
藤「元々ないねんから諦めーや」
重「もう幸せルンルンやわ〜」
神「高梨頭良かったし、大学レベル高いとこ行くんちゃん？」
重「推薦貰うためにレベル落とした言うてて、浪速大学って聞いたで」
神「レベル落としても、なかなかやなぁ」
藤「浪速って…大吾も行く言うてなかった？」
重「は？まじで？」
藤「確か、友達も行くしそこ行こかな〜って」
重「あいつらほんまに付き合ってたとかないやんな？」
藤「大吾が一方的に好いてたって言うてたから付き合ってるのはないんちゃう？転校して離れてたわけやし」
重「そうやんな、って好きなん！？あいつAのこと」
神「見ればわかるやろ〜」
重「気づいてなかったん俺だけか…」
いくら付き合ったとはいえ、油断は出来ひんな。
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小島「Aおっはよう〜！」
正門「おはよう〜」
『おはよう、朝から元気だね』
小島「お前はテンション低いねん！」
『久しぶりの学校だよ、そりゃテンションも下がるでしょ』
小島「俺は学校楽しいし嬉しいけどな〜」
『正門、こいつ黙らせて。』
小島「お前は、まっさんのこと正門呼んだり正門くん呼んだりどっちかはっきりせーや」
『どっちでもいいでしょ』
小島「まっさんもハッキリさせて欲しいやろ？」
正門「Aちゃんが呼び捨てしてくる時は大概、こじけんに対して俺に助け求める時だけやで」
『大ちゃんが正門って呼ぶから、つられるの』
正門「俺はどっちでも呼びやすい方で呼んでくれたらええよ」
『ほら、優しい〜』
小島「はぁ！？俺だって優しいわ！」
『だからうるさい』
小島「なんやねんそれ、まっさんばっかり…」
・
・
2人が席についてようやく静かになったと思ったら、
突然、こじけんに呼ばれた。
小島「なぁ、」
『なに？』
小島「帰り寄り道して帰らん？」
『受験生だけど』
小島「カフェで勉強して帰ろや」
『なんで？』
小島「ええやん、たまには。2人で」
重岡くんと同じで時々、
こじけんも掴めず分からない時がある。
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
