#遭遇 ページ41
「こんなとこで何やってんの？」
『何してるのはこっちのセリフなんだけど』
小島「俺らはリハ終わりや」
正門「大吾に聞いたで、この間は大変やったな…怪我大丈夫？」
佐野「ほんまに心配しましたよ！無事で良かったです！！」
小島「何言うとんねん、こいつは不死身やぞ」
『こじけん一回黙ろうか？』
重「A、こいつら誰？」
『クラスメイトの小島健と正門良規くん。で、後輩の佐野晶哉』
小島「うぃーす」
正門「どうも」
佐野「この人去年の！」
『あー、去年も駅まで迎えに来てくれた佐野くん』
重「あの背高のっぽ！」
中「去年カフェであった正門くんだよね？西畑と友達の」
正門「あーそうです！中間さんでしたっけ？」
中「そうそう！中間淳太！」
各々に自己紹介を済ませたあと、話したのはこじけんだった。
小島「こん中にAの、好きな人おんの？」
『は？ちょ、何言ってんの？』
佐野「先輩好きな人いるんですか！？」
小島「イケメンのこの人？」
小「俺ー？大歓迎やで！」
『正門、こじけんの口黙らせて』
正門「怖い怖い」
小島「まぁ、Aには晶哉がいるもんな」
『なんで晶哉なの』
小島「お前らだって仲ええやんけ」
佐野「俺じゃ不満なんですか！」
『はいはい、続きは学校で聞くから。またね』
小島「お前、来週のリハ絶対見に来いよ！」
『わかった、分かった』
正門「2人とも行きますよ！いきなりすみませんでした！また！」
嵐が過ぎ去ったかのようだった。
重「なんやねんあいつら」
『ちょっと空気読めないの。ごめんね』
小「あいつ絶対Aのこと好きやんな」
藤「俺も思った！」
『ないない！こじけん好きな人いるし！』
小「それが絶対Aなんだって！」
『こじけんは胸が大きくて、可愛い子が好きなんだよ？私には似ても似つかないよ』
藤「あの佐野くんは絶対好きやろ」
『まぁ、何回か告白はされたけど』
重「はぁ！？」
『晶哉は別にそういうのじゃないし』
藤「だってほら、Aが名前を呼び捨てしてるのも珍しいやん」
『晶哉は年下だし、弟みたいなもん。のんちゃんもそうでしょ？』
小「俺も弟かー…」
重「なぁ、」
『はい』
重「そろそろ送る。遅なるし」
『うん、ありがとう』
中「じゃあね〜」
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
