WEST SIDE STORY 赤 (ページ5)

今日:79 hit、昨日:52 hit、合計:15,574 hit

#思わぬ再会ページ5

・
あの日から足取りは憂鬱で、

重岡大毅屋上。今すぐジュース買ってこい
ちなみに7人分な

初めは屋上なんて怖くて行けなかったが慣れって怖い。
今では7人分のパシリをさせられている。

『お待たせしました』

重「遅かったなぁ」

藤「毎度毎度ご苦労さん」

小「おぉー！Aちゃんいつもありがとう！！」

この子の笑顔は私にとっての癒し。

『のんちゃんの好きないちごミルクも買ってきたよ！』

小「流石やわ〜」

後輩ってこともあって唯一フラットに話せる子。
でものんちゃんと話したらすかさず遮られる。

重「もう帰ってええよ、てか帰れ」

小「えー！もっと話したいのに〜！」

重「こんな女よりも他にもっとええ女いっぱいおるやろ」

この重岡くんの言葉に内心ちょっと傷ついてたりもする。

重「ええからはよ帰れ」

呼び出したのはそっちじゃん。

『失礼します』

小「あーあ、行っちゃった…」

桐「しげも素直やないなぁ〜」

重「何がやねん」

あんなやつ別にどうだって…

……
…

「もしかしてA？」

『え、大ちゃん？』

「ほんまにAやん！！」

『なんで大ちゃんがこっちに？東京に行ったんじゃ…』

「東京での仕事が終わったみたいやからこっちに帰ってきてん！まさか転校初日でAに会えるなんて！」

この子は西畑大吾。
たまたま小学校から中学終わるくらいまで
通ってた塾が一緒だった。同い年の子。

唯一、家のことを知ってて一緒に遅くまで
勉強に付き合ってくれた日もあった。

「まだあの塾通ってるん？」

『流石に通ってないよ笑』

「そうやんな〜！まさか同じ高校とは…とりあえず再会の印にハグでもしとく？」

『いや、遠慮しとく。』

「家はまだ変わらず？」

『そうだね…笑』

「俺いつでも勉強付き合うからさ連絡先教えてよ」

『ほんとに！？嬉しい！！』

この現場を見られてたなんて、知る由もなかった。

「じゃあ、また連絡するわ！」

『うん！待ってるね！』

「っち、誰やねんあいつ」

・