WEST SIDE STORY 赤 (ページ40)

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#BBQ開催ページ40

今年も淳太くん主催のバーベキューに誘われた。
お母さんも勉強の気晴らしになるでしょって
快く見送ってくれた。
誠也くんは怒ってたけど。

小「ほらほら、Aちゃん食べてる！？」

重「おまえ、近いねん！」

小「うるさいなぁ、別にいいやんか！久しぶに会えてんから！」

なんだか賑やかで昔を思い出す。

桐「大変やったって聞いたわ、傷少し治ってきた？」

『少しだけ、』

重「照史何話しとんねん！」

桐「話すくらいええやんけ！」

なんだか今日の重岡くんは少しイライラしてるみたい。

濵「でもほんま、急に転校ってびっくりしたで！なぁ、淳太」

中「俺は前にAちゃんから転校のこと聞いてたからなぁ」

「「「はぁ！？」」」

重「どういうことやねんそれ！」

中「たまたまさ、街中で神ちゃんと遭遇してカフェ行ったやん。先帰ったやつ」

神「あったぁ」

中「そん時、西畑が口滑らして聞いてもうてん」

重「なんで言わんねん！」

『私が黙っててって言ったから…』

中「まぁ、しげが喧嘩始めた時は言えばよかったって後悔したけど結果的にもう喧嘩もしてへんから良かったわ」

重「良くないわ！」

藤「A、お肉あげる。ほいあーん」

『ん、ありがとう。美味しい！』

小「おい流星！それは俺のポジションや！」

重「お前らなぁ！」

周りは重岡くんの反応を見て存分に楽しんでいるようだった。

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楽しい時間はあっという間で…

桐「そろそろお開きやなぁ」

小「今日はみんなでAちゃん送るか」

『いやいや、帰れますよ？』

小「駅までみんなで行って、そっからしげが送ってくれるから甘えとき」

重「なんで、俺やねん！」

小「別に俺でもいいで？」

重「俺が送るわ！」

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『今日は本当にありがとうございました』

中「楽しかった？」

『めちゃくちゃ』

中「みんな楽しいそうな顔久しぶりに見たわ」

『それは良かったです』

中「しげええやつやから、これからもよろしくな」

『なんですか急に』

中「なーんもない」

重「駅ついたぞー！」

『皆さん送っていただいてありがとうございました！本当に楽しかったです。』

重「じゃあ、いこか」

「あれ？やっぱ、Aやん！」

「ほんまや！」

「せーんぱーい！！」

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