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西畑「Aっ、」
『大ちゃん…心配かけてごめんね、全治1ヶ月だって。大きな怪我はないから大丈夫だよ』
西畑「よかった…骨とか折れてるんちゃうかって心配した」
神「ほんま、良かった。」
藤「まだ怖い？震えとる」
『少しだけ、でも大丈夫だよ』
末澤「A！！」
『誠也くんっ、』
末澤「なんやねんこの傷！あほ！だから大阪いったらあかん言うたやろ！相手誰や？父親か？俺が落とし前つけて来たるわ」
『誠也くん、違うから。やめて』
末澤「女の子がこんな怪我作ったらあかんって言うたやろ！なんでこんなことになってんねん！」
西畑「誠也くん落ち着いてください、」
末澤「落ち着けるか！これで二回目やぞ？過呼吸とかは？大丈夫か！？」
西畑「この人らが助けてくれたんで、過呼吸もなってないし、大丈夫ですよ。」
末澤「Aがお世話になりました。帰るぞ、」
『まって、まだ重岡くんの診察終わってない』
末澤「重岡？」
重「お待たせ、」
神「しげ！怪我は！？」
重「レントゲン撮ったけど、ちょっとヒビいってるくらいやから大丈夫やって。」
『それ大丈夫じゃないでしょ！』
末澤「こいつが重岡？」
重「えっと、知り合いの方ですか？」
『従兄弟の末澤誠也くん』
初対面で睨みきかせる誠也くん。
重「重岡大毅って、いいます」
末澤「Aのこと守ってくれてありがとうございました。」
重「俺こそ、友達守ってもらって」
末澤「状況は分かりませんがこれ以上こいつと関わるのやめてもらっていいですか？」
神「お前、いきなり来てなんやねん！」
末澤「やっと1年経ったんですよ、あの悪夢の日から。毎晩のようにうなされて、涙流してるA見てられないんすよ。今日のことでまた色々思い出して、苦しめられる思ったら…」
『誠也くん、この人たちは関係ないでしょ』
母「A」
『お母さんっ！』
母「無事でよかった…」
重「この度は、娘さんに怪我をさせてしまってすみませんでした。俺のせいなんです、巻き込んでしまって…」
末澤「こいつがAのことっ！」
母「せーちゃん！大丈夫よこの人は。少しこの人たちとお話させてもらえる？」
『お母さん？』
母「車回してくれてるから先に乗ってて、せーちゃんは一緒に残ってね」
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
