#受験生 ページ33
受験生の夏。
夏なんてあってないようなもんで、毎日夏季講習。
末澤「今日も夏期講習あるん？」
『うん、でも今日は終わるの早いから帰りはお出かけしてくる』
末澤「どこ行くん？」
『まったりのんびり、1人でカフェ巡りでも』
末澤「俺も行こかな」
『今日、バンドのリハでしょ！』
末澤「せやけど」
「夏フェス楽しみにしてるんだから！」
末澤「わかった、分かった。頑張ってくるから遅くならんようにしーや」
『はーい！』
ーーーー
重「っ、」
照史や淳太、�陲舛磴鵑�卒業してから
学校の雰囲気もガラッと変わった。
神「しげ、ほんまにそろそろ喧嘩やめよや」
藤「そのうち仕返しされんで」
重「そんなんいくらでも相手してやるわ」
この時の俺はあんな大事になるなんて思っても無かった。
・
「おい、重岡について調べろ」
「あいつを潰す」
・
小島「夏期講習おわった〜」
正門「明日からやっと自由や」
小島「俺らには練習地獄が待ってんで」
『2人とも頑張ってね〜』
正門「今日も見に来んの？」
『今日は大阪に遊びに行ってくる！』
小島「なになに、誰と会うんですかお嬢さん？」
『大ちゃんと約束してるの、お母さんには伝えてるから誠也くんには秘密ね！』
正門「大ちゃんに会うん！？めっちゃええやん！俺も会いたい言うといて〜」
小島「遅くならんうちに帰ってきーや」
『こじけんも最近、誠也くん化してきたよね』
小島「なんやねん、それ！」
『なんかうるさいママみたい』
小島「Aのママになったらせーちゃんのお世話大変そうやなぁ」
『それ本人に言ったら生きて帰れないよ笑』
正門「ほんまAも言うようになったなぁ笑」
『じゃあ、2人ともまたね！』
ーーーー
ーーー
『大ちゃん！』
西畑「久しぶり！」
『あれ、流星くんに神山くん？』
藤「久しぶりやなぁ、たまたま大吾から会うって聞いて着いてきたんやけど、神ちゃんも行きたいって」
ごめん、と手を合わせて謝る大吾を横目に
嫌悪感を抱く神山くん。この人、少し怖い。
神「俺言うたよな、会わんといてって」
『え、』
神「お前のせいでしげが変わってん、」
藤「神ちゃん、別にAのせいちゃうやろ？」
神「こいつのせいやろ、完全に」
・
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
