#・ ページ31
小「転校ってどういうことやねん！？」
重「俺かって知りたいわ！」
藤「お盆前には転校届出てたらしい、ってことはバーベキューの時から知ってたってことやんな？誰か聞いてた？」
誰も知らないみたいで、
�陝屬△痢∪照�くんやっけ？あの子なら何か知ってんちゃん？」
重「行ってくる」
神「ちょ、しげ！」
ーーーー
ーーー
ーー
重「おい、西畑おるか？」
「西畑なら食堂でご飯食べてると思います」
そう言われて食堂に向かうがあいつの姿もない
空き教室、部屋から声がした
重「おった」
西畑「えっと、重岡くん」
重「お前に聞きたいことがある」
西畑「来ると思ってた」
重「お前は知ってたんか？あいつの転校」
西畑「聞いたのは転校届出したあとだったけど」
重「なんで転校なんか」
西畑「親、離婚するらしい」
重「え、離婚？」
西畑「だからずっと親戚の家いてるやろ？」
重「は？昨日家まで送り届けたで？」
西畑「その後、帰ったんちゃう？今日から兵庫の学校行く言うてたし」
重「どこいったらあいつに会える？」
西畑「俺も親戚の家まではさすがに…」
重「そうやんな、ありがとう」
あいつん家、離婚するんや…
やっぱりこの夏なんかあったんやろか。
なんも気づいてやれんかった。情けな、
「重岡さん！次のターゲット誰にしますか？」
そんなことを言ってくる生徒がいた
重「そんなんどーでもええねん」
「何言ってるんすか！重岡さん、ここのトップですよ！次、誰にします？」
そうや、俺はこの学校のトップやねん。
あいつごときでこんな振り回されて、何やってんねやろ
あいつのこと、忘れよう
それから俺は昔みたいに戻った。
売られた喧嘩はかって、毎日顔に傷を作る生活に戻っていた。
神「しげ、ちょっと喧嘩し過ぎちゃう？」
重「は？前までと変わらんやろ」
今の俺の姿を見たらあいつはどう思うのだろうか。
そんなことを考える余裕すら持たなくなるくらい
喧嘩に明け暮れ、気づけば3年という受験が待っていた。
神「なぁ、淳太、さすがに止めなあかんって」
中「今のあいつは誰にも止められへん」
神「知ってたこと言うた方がいいんちゃん？親のこととか」
中「今のあいつに下手に言うてみ？俺だけ知らんかったって逆上するんで」
神「もー、どうしたらええねん」
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
