#わたしについて ページ2
この3年間平凡に。それが私のモットー。
別に友達なんていらないし、作ろうとも思わない
学校なんだから勉強しに来てるわけだし。
私はごく普通の家庭で生まれた。
いや、普通なのか…
父は亭主関白で母は専業主婦。
一人っ子で育てられた私は父から厳しく育てられた。
小学校に入って友達ができた。
だけど父のせいでその関係も一瞬だった。
だから友達なんてできたこと無かったし、
それっきり作ろうとも思わなかった。
私はずっと父が並べた線路の上をただ歩くだけ。
父の期待に答えなきゃ。
もっと頑張らなきゃ…
もっと、
もっと、もっと…
そう考えれば考えるほど自分が嫌になる。
吐き気がする。
どこか遠くに消えてしまいたい。
何度そう考えたことか。
目の前ではまた喧嘩。
誰か分からない生徒が血だらけになっていく。
喧嘩の相手は彼ら、7WESTだった。
(あの子、今日でこの学校最後か。)
…
次の日学校では、
名前の知らない生徒の話で盛り上がっていた。
「あいつ退学になったらしいよ」
「そりゃそうだろ！天罰が下ったんだよ笑」
「7WESTに喧嘩売って勝てるわけないだろ笑」
神「なになに？俺らの話？」
「え、いや、その…」
神「何も無いなら気安く呼ばんといてくれる？」
「すみませんでした！」
藤「しげ、神ちゃん大変や！」
神「どうしたん？」
藤「東高の奴らに淳太が拉致された！」
重「神ちゃん行くぞ！」
また彼らは仲間を助けに喧嘩に行った。
次戻ってくる頃にはお昼を過ぎていて
3人の顔には傷が少しだけ付いていた。
それも彼らの愛嬌なのか、女子達は好んでいる。
彼らの逆鱗に触れぬよう優しく声色を変えて近づいていた。
「あの〜…大丈夫ですか？良かったらこれお使いください！」
差し出されたタオルを受け取る人と受け取らない人。
藤「ありがとう、貰っとくわなぁ〜」
神「俺、自分のあるから大丈夫、心配してくれてありがとう」
重「んなもん、要らんねん」
態度悪っ、
・
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作者名：Spica | 作成日時：2024年2月12日 9時
