シェアハウス紫 (ページ5)

今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:31,069 hit

釣りページ5

濵「着いたで〜」

『海だ…』

濵「はい、これ持って遠くの方投げてみ！」

『ん、ありがとう』

濵「何が釣れるかな〜」

・
・
・

『うわぁ！』

濵「なに！？どうしたん！？」

『なんか引っ張られてる！どうしたらいいのこれ！』

濵「うそやん！来てるって！リールゆっくり回して！！」

『こう？』

濵「そうそう！俺も一緒に持っといたるから！」

『え、ちょっ//』

本人は興奮しすぎて気にもとめてないが、
後ろから抱きしめられる形で竿を持っていて
何故かドキドキが止まらない

濵「きたきたきた！！A竿上げて！！」

手馴れた濵ちゃんは華麗に糸を持ち上げていた。

『つれた…』

濵「これは…マアジやな！」

俺より先に釣ったらあかんやん〜！
っとツッコミながらも釣りが再開された。

・
・
・

濵「なんやかんや釣れたな！」

『桐山さんに美味しいもの作ってもらわないと』

濵「今日は息抜きなったやろ？」

『めちゃくちゃ楽しかった！ありがとう』

濵「よかった」

ーPullll.

濵「電話？出てええよ」

『すみません、神山くんからで』

濵「え、神ちゃん？」

なんで連絡先…？

《もしもし？》

〈ちょ、何で仕事辞めてんの！？〉

《辞めたって言うか、クビになったというか…》

〈今どこ！？〉

《濵ちゃんと釣りに行ってました》

〈釣り！？何で！？〉

《息抜きです》

〈俺今日定時で帰るから絶対家おってや！〉

《先輩が定時で帰るって珍しいですね》

〈お前おらんのに残る意味ないやろ！〉

《ん？》

〈とりあえず、家帰ったら話し聞くから〉

濵「神ちゃん大丈夫そう？」

『なんかめちゃくちゃ怒ってた…』

濵「神ちゃん怒らしたら怖いからなぁ…」

『大丈夫かな…』

濵「大丈夫、大丈夫！俺がおるから！」

・
・
・

濵「ただいま〜」

『ただいま〜』

桐「おかえり」

『あれ、仕事…？』

桐「淳太くんに事情説明したら休みでええよって急遽休みになってん」

『わざわざすみません…』

桐「疲れたやろ？笑」

『楽しかったです！』

濵「みてみて！この1番おっきいアジAが釣ってん！」

桐「意外と釣ってるやん！」

濵「ほぼAやけど笑」

桐「なんか距離も縮まってるし、ええな〜」

濵「照史も仲良くしたらええやん」

桐「俺のことも照史でええし、タメで話してな〜」

・