先輩の気持ち ページ23
『こうやって2人で飲むの久しぶりですね』
神「もう半年も前なんて思いもしーひんな」
『そうですね笑』
神「…………」
2人の間にいつもとは違う気まづい雰囲気があった。
『っ、……今日はどうしたんですか？』
神「理由が無かったら誘ったらあかんか？」
『そういう訳じゃ…』
神「いや最近、みんなと仲良いな〜って思ってさ」
『皆さん優しい人ですから』
神「ちょっと前までは、俺しか知らんAやったのにさ、俺より詳しい人おるやん」
『？』
神「俺な、ずっと好きやった。Aのこと。」
『え、』
神「好きでもなかったら残業なんて付き合わんし、飲みも誘わん」
『でも、先輩…』
神「彼氏おるって知ってたから、一歩踏み込めんかってん。あん時もっと気持ち伝えてたら良かったな〜って後悔してる。もう遅いねんけどな笑」
そうやって悲しそうに笑う。
『先輩…』
神「俺な、兄妹と多かったから分かんねん。今気になってる人おるやろ？」
『そ、そんなことないですよ』
神「のんちゃん？」
『何言ってるんですか』
神「違うか、じゃあ�陲舛磴鵑筺�
『っ、怒りますよ？』
神「やっぱり�陲舛磴鵑�…�陲舛磴鵑覆蘚┐錣鵑覆 帖�
『先輩酔ってます？』
神「応援するから、�陲舛磴鵑┐┐隼廚Δ如�ドがつくほどのアホやけど。優しいし、気配りできるし幸せにしてくれる」
『……』
神「俺の分まで幸せになってや」
『先輩優しすぎます』
神「だって俺の事、仕事仲間としか思ってないやろ？」
『先輩は人として尊敬してます！！』
神「そんな嬉しいこと笑」
『そりゃもちろん仕事場の上司として尊敬もしてます。でも気配りだってできるし、いつも大変な時に声をかけてくれる。私だけじゃない、あの家の皆先輩のこと大好きです！』
神「ありがとう、っ」
『先輩、帰りましょ』
神「俺もうちょっと飲んでくわ、先帰っといて」
『先輩…』
神「飲みたい気分やねん」
『すみません、お先失礼します。』
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神「あーあ、完全に振られてもうたな。」
「こんな所で失恋ですか？お兄さん」
神「あ、しげ」
重「今日はいくらでも付きおうたるわ！」
神「飲めんくせに」
重「飲まんでも話くらい聞いたあげれる」
神「ありがとな、」
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作者名：Spica | 作成日時：2022年9月1日 23時
