双子ちゃんの一年間 Part2

〜4月11日〜 ページ7

雄也さいど。



昨日の内に熱の下がった2人は学校に行きたいらしく、朝から行く行くとうるさかった。




光「まあ、今日は学校2時間だけだし行っておいで。」

大「2時間か。つまんない行事ね〜。」

雄「涼介も侑李も無理しないんだよ？」


侑涼「はーい。」



そう言って、制服を着てランドセルを背負って行っちゃった。








それから結構時間も経って、侑李と涼介が帰ってくる時間だった。



侑涼「ただいま〜。」


光「おかえり。楽しかった？」


涼「うん。侑李と俺、同じクラスなんだよ。」


慧「そっかー良かったね〜。」


慧はいつでも適当だなぁ。



裕「で、何クラスだったの？」


侑「特別クラス。」


圭「ん。だよ、、えええ？？？特別クラス！？」


涼「うん。5人しかいないクラスだった。」


侑李も涼介も全く勉強なんかしてない。


侑李に至っては、元気な日さえほとんどなかったはず…。



大「テストの答え配られた？」


涼「うん。みたい？」


圭「うん。持ってきてー」

涼「うん。いいよ！」



涼介と侑李って頭いいんだ。


多分、他の兄弟も口にはしないけど思ってる。



侑「持ってきたよ。」


この学校のテストは500点で計算される。

総合の順位も書かれてしまうちょっと恐ろしいもの。


光「涼介のからみよっか。」

雄「300人中2位か。すごいね。頑張ったじゃん。」



裕「てんすうは？」


涼「500点だよ？」


500点で2位って…



まさか。

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