５ ページ10
あぁ、見つかった。
終わった。
回避したと思ったのに。
あぁ、どうしよう。
�爛▲鵐拭■映�の癖して何忘れ物してんの？��
�爐海離媛室蠅�そ。��
なんて言われるんだろうな…
名前は思い出せないけれど、多分、２年の先輩だろうな…
こんな時間まで部活してるの吹部ぐらいだし。
あぁ、もう。
｢す、すいませんでした！｣
謝っても、怒られることは目に見えている。
だから、
名前の知らない先輩の言葉を待つしかない。
｢別に、そない怖がらんでもええで。｣
？？
｢自分、別に俺に謝らなあかんようなことしてへんし、吹部の１年生やろ？忘れ物でもしたんなら、先輩には黙っといたるではよう忘れ物とって帰りぃな。｣
頭の中に一気に入ってくる情報。
この男子生徒は、吹部の先輩ではないということ。
この男子生徒は、自分のことを見逃してくれるということ。
他にも、沢山の情報が頭の中に。
｢……あ、はい。すみません……｣
消え入りそうな声でそう言うと、その人は少しばかり頬を緩めて、こっちに近づいて来た。
｢せやから、謝らんでええねんて。
自分、名前なんて言うん？？｣
｢１年４組、羽水です。｣
めちゃくちゃ堅い挨拶。
可愛くない。
｢下の名前は？｣
｢……Aデス。｣
積極的。と思いながら、視界の端に、何故か椅子に踏まれている地味黒タオルを捉える。
｢羽水さん。｣
｢あっ、はい！｣
｢羽水さんて、県外から来た人やろ。｣
｢そうですけど。｣
なんだいきなり。
｢ホンマは、地元の難関校受けるつもりやったけど、吹部に憧れてここ来たやろ。｣
ほんとになんなんだ。
｢な、なんで知ってるんですかっ。｣
｢ははっ。すまんな、驚かせてもて。
柏木から、
�爐Δ舛裡映�にえらいの入った！��
聞かされてな。
どんな奴や思たら吹部なのに忘れ物するし、
なんや違う意味で�爐┐蕕き瓩鵑箸舛磴Δ�
思て、からかってみただけや。｣
意地悪な人だ。
あと、�倏靆抬瓩辰匿疉瑤寮菁擇里海箸世蹐Δ福�
ちゃんと部員全員の名前覚えないとダメだな。
そういえば。名前聞いてない。
｢あの！…｣
�猝樵亜�教えてください！��
そう言おうとしたところで、タイミングの悪い、鐘の音が響いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありす(プロフ) - あの、マーチングの全国大会は「全日本マーチングコンテスト全国大会」とは言わないと思いますが…。正しくは「マーチングバンド全国大会」だと思います。マーチングの全国大会に2回出場したことがあるので多分正しいと思います。でも違っていたらごめんなさい。 (2019年8月18日 9時) (
レス) id: 1bd53111ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくたけ | 作成日時：2018年8月17日 6時
