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第三話 2/5 ページ15

【JK視点】



目視で女性の体のサイズを測れる(かもしれない)降谷さんから提供されたスマートフォンに私は感動していた。


iから始まってnで終わる携帯じゃ!
今まで現世では「だから私は〜」のフレーズで話題の携帯使ってたけどやっぱiとphoneの組み合わせは最高!

なんかいいわ!!!!


新しい携帯、機種を身につけた私は新鮮な気持ちで画面に指を滑らせた。

色々と設定をしていくうちにメッセージをタップして降谷さんに聞いた。



「ん? 降谷さんの連絡と、風見さん?」


「僕が何らかの事情で君の元へ駆けつけられない場合、君のことは風見に任せてある」


「んー、なんだか申し訳ないです。忙しくて疲れてるのに……」


「風見には労いの気持ちを抱くんだな」


「え?」


「は?」



ちょっとよく分からないことを言われたがスルーしてスマホに視線を戻す。
こちらを凝視してくる降谷さんが横目でチラチラと存在アピってくるけど気にしないで設定を再開する。

スマホを持っている手に疲れを感じると共に重さを感じた。

このスマホは降谷さんのおかげで使わせてもらってる。
お金も全部払ってもらっているんだ。


不意に冷静な自分が口を開いて、私の思考を支配した。
そして私はもう一度降谷さんに言った。



「感謝してます、降谷さん」


「……ぇ」



振り向いた降谷さんは今度は目を丸くしたままガン見してきた。
口をパクパクさせる降谷さんに「なんですか?」と問うたら「急に、君がそんなこと言うから」と世にも珍しいものでも見るような口調だった。

いや、私だって感謝くらいしますよ。


「Thanks to Furuya だよ」


とか言ったら鬼の形相と言っても過言ではないくらいの鬼感がオーラとして降谷さんの体に纏っていたから「ハハッ」とデデニーにいるネズミみたいに乾いた声で笑った。

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設定タグ:コナン , 降谷零 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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榊 リョウ(プロフ) - akumaさん» ありがとうございます!精進してまいります! (2019年3月31日 20時) (レス) id: 6d0dbddaea (このIDを非表示/違反報告)
akuma(プロフ) - 凄く面白いです!続きはやk((。頑張って下さい! (2019年3月21日 23時) (レス) id: f48d4cbf1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:榊 リョウ | 作成日時:2019年3月16日 15時

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