キラキラダンサーズになっちゃいました！ (ページ15)

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No.14 ページ15

柿原side

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気持ちよさそうに眠っていたAは、俺の驚いた声で目を覚ました。

柿『Aこんなとこでなにしてんの？』

貴「キラフェスのダンスレッスンを！……してたはずだったんだけど………笑」

柿『寝ちゃったんだ笑』

貴「そうみたい笑」

いや、可愛すぎかよ！いつもの明るいAとは違う、まだ少し眠たそうなその雰囲気に少しだけドキドキしたのは秘密。

まだバックにつく曲が決まっていないらしかったので、俺の曲のバックにつかないかと提案した。
するとAは快く了承してくれてほっとした。
だけど、バックについてほしい曲を言ったとき＿＿＿

貴「なんでその曲なの？」

そう言われた。
俺は内心ドキッとした。もしかして、嫌だったかなそんな不安が頭をよぎる。

しかし、理由を説明しているうちに、そんな心配は不要だったとわかった。
俺の説明を聞いてるときのAの顔は、真剣ながらもキラキラしていた。
"楽しそう"目がそう訴えかけてきた。その顔を見て安堵する。
こちらが圧倒されそうなほどの勢いの良い返事をもらえた。

最後にもう1つお願いしてみた＿＿
"徹也"って呼んでほしいと
Aは、メンバーに対して敬語は抜けているものの、まだ名前を呼ぶときは苗字にさん付けで呼ぶ状態だった。

俺は、名前で呼んでほしかった。
そうすれば、他のメンバーよりも距離が近くなる感じがするから。
今日しかない、今しかない。そう思った。

柿『名前で呼んでよ。もちろん、呼び捨てで』

貴「わかった！」

断られたらどうしようと思うと、少し怖かったけど、Aは受け入れてくれた。
勇気を出してよかった＿＿

貴「徹也！」

柿『ん、なに？』

貴「呼んだだけーーー！笑」

いきなりこんな可愛いことを言ってきた。

柿『なんだよそれ笑』

こんな余裕な返事をしたけど、心の中は大暴走。
柿『(なんだよ// それ、反則///)』