3話。 ページ4
どうしたら、この世界は終わりを告げ
以前、いや。ついこの間までいた世界は…
姿を現してくれるのであろうか。
私は鏡に向かいながら、大きなため息をついた。
自分だけ普通に過ごせないこんな世界はもう、うんざりだ。
ん?待てよ?
自分だけ?
もしかしたらのもしかしたら。
彼ら達にも同じように、本当に反対の世界に見えて
いないのか。
という少し逃げているようなそんな考えが頭の中をふとよぎった。
…バカだ。
そんなの聞いたって
分かりきった答えしか返って来ないのに...。
そう思ったのにも関わらず足はもう無意識なのか動き出していた。
聞いたらきっと、ガッカリする。
そんな事は分かっているのに。
自分から、傷つきには今まで行ったことないのに。
予測不能の事態なのか。
それとも、私も実は反対になっていて、それも性格も反対になったのかもしれない。
廊下には、静かな学校とは似合わない大きな足音だけが残っていた。
___________
彼女なら、救ってくれる。…この絶望から。
そんな押し付けた願いを叶えるため…否、失望するために私は走る。
…図書室の女神…彼女なら。
だけど、そんな思いさえ
女神「…鏡、ですか?いえ…私はあなたも正常に見えていますし…。変わって見えることはありません…。」
相談だけなら乗りますよ?と、おっとり微笑む女神さん。
不思議なことに、彼女の頭の花は白いガーベラからオレンジ色のマリーゴールドに変わっていた。
女神だから年中花を頭飾りにできるのだろうか?
少し、花には違和感を持った。
女神「…ふふ、私は女神ですから。なんだって出来ちゃいますよ?…ほぅら。」
くるりと指を回すと…
ふわっと、現れたのは美しい…クロユリ。
『…クロユリ?なんだか不吉ですね…。』
嫌な予感を感じさせる。
…けれどクロユリはとても美しい。
女神「クロユリ…?何故クロユリが…。Aさん、気をつけて。花占いよ。」
何か、嫌なことに巻き込まれるかも…。
ぞっと、鳥肌がたった。
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plant* - rinne*さん» はいっ、読ませていただきます!!更新待ってます! (2016年3月2日 14時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
rinne*(プロフ) - plant*さん» ありがとうございます!残りの二人の文才がすごすぎたんです笑ほんとにありがとうございます!こ、これからも読んでくださると嬉しいです…!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: ffba06a939 (このIDを非表示/違反報告)
plant* - すごく面白いです! 描写?とかいろいろ細かくて…! 話に引き込まれました!更新頑張って下さい!!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛音、瀬戸有菜、ウサラギ* | 作成日時:2016年2月2日 13時