アリィ【アメジスト様リク】 ページ23
貴「うぅ…寒すぎて眠れない…」
星が空でキラキラと輝く秋の夜、Aはなかなか寝付けずに居た。時計の針はすでに0時を回っている。
彼女は疲れれば眠れるかと思い、薄めの上着を羽織って外へ飛び出した。
昼間は賑やかなはずの広場も今はゾッとするほど静かで懐中電灯を持ってくればよかった、と少し後悔していると少し離れたところにあるベンチに見慣れた人が座っていた。彼女は思わず声をかけてしまった。
貴「アリィ！？何してるの！？」
アリィはこちらに気がつくとニコリと微笑みながら言った。
ｱﾘｨ「こんばんは！Aさんも眠れないんですか？」
貴「うん…寒くてなかなか寝付けなくて…アリィはなんで眠れないの？」
Aがそう聞くとアリィは頬を少し赤らめながら話し始めた。
ｱﾘｨ「愛について考えていたんです！そうしたら暖かい気持ちでいっぱいになってしまって…えへへ」
貴「なんだかアリィらしいね…そうだ、うちでホットミルクでも飲んでかない？」
ｱﾘｨ「良いんですか！？」
Aの誘いが余程嬉しかったのか目を星のようにキラキラさせながらアリィははしゃいだ。
【A宅】
貴「はい、これ」
ことん、とアリィの前にホットミルクが入ったコップを置くと彼女はやけどに気をつけながらふー、ふー、と息をふきかけて冷ましてからコップに口をつけた。
ｱﾘｨ「わぁ…おいしいです！愛ですね！」
ホットミルクを飲んだ彼女はとても幸せそうで、Aの頬は緩んでしまった。
貴「よろこんでもらえて嬉しいよ…へ、へくちっ！！」
温かい気持ちに浸っていたが部屋の寒さには耐えられずAは思いっきりくしゃみをしてしまった。
ｱﾘｨ「大丈夫ですか…？｣
貴「うん、ごめんね…」
グズッ、と少し出てしまった鼻水をすすっているとアリィが、突然立ち上がった。
ｱﾘｨ「そうだ、こうすればきっと温かいですよ！」
そう言うと彼女はソファに置いてあったブランケットを広げながらAの隣に腰掛け、2人でブランケットをかけてぴったりとくっついた。
アリィのほんのり温かい体温が冷えきっていたAの体に優しく伝わる。
貴「たしかに…眠くなってきたかも…」
自分だけ先に寝るのはアリィに悪い、と頑張って目を開けていたAだったが、重くなる瞼についに耐えきれなくなってしまい目を閉じてしまった。
ｱﾘｨ「私もです…おやすみなさい…」
貴「おやすみ…アリィ…」
深い眠りに落ちていく2人を星は優しく見守っていた。
終わり
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アメジスト - ぬぉおおお！！アリィありがとうございます…！夜シチュよかでした…！ありがとうございました…！(語彙力) (2022年6月13日 0時) (
レス) id: fdf601a9b7 (このIDを非表示/違反報告)
東雲彩里(プロフ) - リクエストです！べストール君お願いします！更新頑張ってください！ (2022年5月5日 16時) (レス) id: 3f5bdd74e6 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - リクエストでレガムントお願いします (2022年1月15日 7時) (レス) id: 9190acf184 (このIDを非表示/違反報告)
リネ(プロフ) - リクエストでマルスお願いします! (2021年10月7日 8時) (レス) id: bb5b7069a8 (このIDを非表示/違反報告)
もっももっもっもっ - ろーざってさんがほしいです (2021年10月6日 22時) (レス) id: aae2f3c6c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こん | 作成日時：2020年9月9日 0時
