episode64 ページ39
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壮馬side
「うん…。そう…だよね」
こうなることは、最初から分かっていた。分かっていたけど本人から直接言われてしまうとやっぱり、こたえるものがある。
「でもあのね。壮馬はずっと、ずっと友達でいたい。だって!1番素を出せるのは壮馬なんだもん。演技とか歌とかそういうことに関してだって壮馬は自分の良さを分かってて自分の見せ方を知ってて本当尊敬できる友達だと思ってる。
飲みにいっても嫌な顔しないであたしの話聞いてくれる。
あたしは、そんな壮馬が好きなんだ。
だからこれからも。これからもずっと
あたしと友達でいてください」
彼女は、本当にずるい人だ。最初に出会った時は誰も寄せ付けない人で友達になれるタイプじゃないと思ってた。でも彼女の中身を知っていけばいくほど。
いつの間にかAのことを好きになった。
今だってそうだ。なんでそんな純粋な目で俺を見るんだよ。どうして泣きそうなんだよ。そんな顔で見られたらもう受け入れるしかないじゃんか。
あぁ。Aの言う好きが恋愛感情だったらよかったのになぁ。
「うん。もちろん。’’友達’’でいよう」
Aは安心したのか穏やかで嬉しそうな笑顔を見せた。
「ありがとう!!よかったぁ。ちゃんと気持ち伝えられた。」
「ははっ。俺もちゃんと謝ること出来てよかった。悪いことしたなって思って気になってたからさ…。」
「それで寝てなかったんだ」
「まぁ…」
「壮馬も可愛いところあるんだね」
「はぁ?!ちょっ、可愛いとか言わないでよ」
と、俺が反発すると「冗談だよ」とAはからかうよう笑った。Aの笑った顔。本当に綺麗だな。
もしかしたら俺はこの笑顔見れるだけで
幸せなのかもしれないなぁ。
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ハナ(プロフ) - yuriori12911さん» ありがとうございます!!日本語の勉強がなっておらず、すみません(〃・д・) -д-))ペコリン時間がある時になおさせていただきます (2021年3月11日 19時) (レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
yuriori12911(プロフ) - 一様はみんな同じような様なことを指すのでひとまずやとりあえずという意味合いの場合は一応か一往の方がいいかもです。 (2021年3月8日 3時) (レス) id: 83dc3f3be9 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - うわぁぁぁ(´;ω;`)ありがとうございます〜!!ぜひぜひ!好きになってください!安元さん、良きですよ! (2020年7月22日 22時) (レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - こんばんは!駒田さんの方から来ましたよ!この小説を読んでますます安元さんのこと好きになりますね笑これから更新頑張って下さい! (2020年7月22日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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