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episode60 ページ34

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Aside

朝一番にあたしは、壮馬にメッセージを送った。


A壮馬。あのね。昨日のことちゃんと話したい。ちゃんと言いたいから今日どっかで会える?


と。ちゃんとまとまっているか分からないけど考えていても仕方がない。



とにかく送ろう。




そう思い、あたしは、送信ボタンを押した。すると送信を押して5分もたたないうちに壮馬から返信がきた。


壮馬午後から仕事だからそれ終わってからなら大丈夫。



いつもの壮馬ならここでスタンプを送ってきてくれるけど今日は、そこで終わった。壮馬だって、きっと、苦しいんだよね。


あたしより何倍も。何倍も我慢してくれてたんだから。



だから、ちゃんと伝えるよ。




あたしの気持ち。



「よしっ!」と自分に気合いを入れるように声を上げ、あたしは仕事場へと向かった。



午後になってアフレコが終わると壮馬からも「終わったよ」とメッセージが来た。アフレコしていたスタジオがちょうど、同じ場所だったから待ち合わせ場所は、赤い自動販売機の近く。


待ち合わせ場所に行くと先に壮馬が椅子に座って待っていた。



「壮馬」


「あっ…A」



少し気まずい雰囲気がその場に漂う。壮馬の顔には少しだけクマが寄っていて顔色が悪かった。たぶん、昨日寝てないんだろうな…。



「……隣、いい?」


「うん」



と、小さく返事をした壮馬の隣にあたしは、腰を下ろした。壮馬は、用意してたであろうペットボトルの水をあたしに寄越した。ペットボトルには少しだけ結露がついている。



「……………」


「………………」



お互いに何から話していいのか分からず、その場には居心地の悪い沈黙が続いた。



何してんのあたし。あれだけ気持ちをちゃんと話そうとか言ってたのにいざとなったら話せないじゃん。



話しかけよう。あたしから。絶対に。




「…………「「あのさ」」


「あっ、壮馬からいいよ…先に」


「Aからいいよ…。」




「………あっ…えっと……その……あのね」



落ち着いて落ち着いて。大丈夫。もう1人になったりなんかしない。大丈夫大丈夫。


と頭では分かっているのに口に出そうと思うと昨日みたいに頭の中がぐちゃぐちゃになっていく。



ちゃんと言いたいのに。なんで。なんでよ!!







「……A。あの……さっ……」

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ハナ(プロフ) - yuriori12911さん» ありがとうございます!!日本語の勉強がなっておらず、すみません(〃・д・) -д-))ペコリン時間がある時になおさせていただきます (2021年3月11日 19時) (レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
yuriori12911(プロフ) - 一様はみんな同じような様なことを指すのでひとまずやとりあえずという意味合いの場合は一応か一往の方がいいかもです。 (2021年3月8日 3時) (レス) id: 83dc3f3be9 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - うわぁぁぁ(´;ω;`)ありがとうございます〜!!ぜひぜひ!好きになってください!安元さん、良きですよ! (2020年7月22日 22時) (レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - こんばんは!駒田さんの方から来ましたよ!この小説を読んでますます安元さんのこと好きになりますね笑これから更新頑張って下さい! (2020年7月22日 22時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハナ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年7月18日 19時

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