episode146 ページ20
＊*＊*
安元side
「え？！すごいじゃん歌詞、書くの？」
『そうなんです。凄く貴重だし、有難いとはおもうんですけど少し不安になってしまって…』
仕事終わりの夜。コンビニで買った缶ビールを片手にAと電話をしていた。少し肌寒い風が頬を通り過ぎて行く。
「そっか…。不安になる原因はなにかあるのか？」
『うーん…。あたしなんかがみんなの心に響くような、曲の世界を創造出来るような歌詞をかけるのかなって…。
もちろん、素人がそんなのかけるはずがないって分かってるんですけどね…。どうしても不安になってしまって…。
すいません。なんだか贅沢なわがまま言ってますよね、あたし。』
電話越しに困ったように彼女は笑った。Aのこういう、仕事に対する姿勢は本当に尊敬する。ただそれゆえに、新しい事に挑戦することに引け目を感じている。
要は完璧主義だ。
’’みんなに楽しんで貰いたい’’その気持ちが彼女の足を止めている。
「Aはやってみたいの？」
『やってみたいです…』
「だったら俺はやってみるべきだと思うよ？Aが今伝えたいことを書いたらいいんじゃねぇかな…。それがどんな形であれ、俺はきっと好きなるんだろうけど」
『ふふっ、何それ。……あたしに出来るでしょうか？？』
「大丈夫。Aならできるよ」
電話越しじゃそんなことしか言ってやれない。少し沈黙が流れてからAは「ありがとうございます」と呟くように言った。
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ハナ(プロフ) - うどんさん» コメントありがとうございます😊そのように思っていただけて書いた本人としては本当に嬉しい限りです！！！宜しければ他の作品もご覧下さい🥰 (2023年4月24日 11時) (
レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - 今日知って一気に全部読んでしまいました！ほんとよかった…！二人が結ばれるまで色んな困難があったけど結ばれてよかった！ピュアで真っ直ぐに思い合う二人の描き方が好きです。続きいつまでも待ってます。 (2023年4月24日 3時) (レス) @page29 id: e32b43a123 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ぷかぷかまふぃん。さん» コメントありがとうございま！ご愛読頂き、ありがとうございました😊次の作品も良ければご覧になってください！ (2023年2月10日 8時) (レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
ぷかぷかまふぃん。(プロフ) - すごく面白い作品でした！更新されるたび楽しく読ませていただいてましたありがとうございます！お疲れ様でした！ (2023年2月10日 7時) (レス) @page27 id: 863ee42606 (このIDを非表示/違反報告)
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